講義
2023年09月13日
学びの多い障害児保育の講義
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉が札幌にも当てはまる。
朝夕は涼しくなってきたが,日中は残暑が厳しい。
少しずつ日常が戻ってきた感が。講義もなんとかこなしながら・・・。
障害児保育の講義は,8月22日から始まった。
人工骨のメンテナンスもあって2週間ほど空いた。
講義は2週に渡り,60名近く受講している。
講義は朝から1.5コマ。昼には終了する。専門学校に通う学生さんの多くは,放ディや保育園でバイトしているせいか関心度も高い。
そのせいかリアクションペーパーには全員感想や質問を記入してくれる。
年齢層も異なるため,質問も多岐に渡っている。
インクルーシブ教育,多様性社会,障害のある子の教室,小中学校での障害のあることの出会い,バイト先のこと,療育のこと,自分の子どものこと,これから意気込み・・・そしてSNOOPY。
感想や質問を読んでいると刺激を受ける。
あれやこれや考えたり,調べたりして自分の考えまとめてプリントアウトしていく。
これから,2月末まで続くが楽しみましょう。

2023年06月13日
ワーキングメモリを鍛えるにはどうしたら良いか?
ギフ寺とギフテッド・LD発達援助センターの問い合わせ先の窓口について連絡が来たのだが。センターの方は昨年で畳んだ。ギフ寺の方は,組織としてやっているわけではないので問い合わせ先の窓口もありませんと答えるしかないのだ。
学生の質問にワーキングメモリは向上するか気になりました。改善?工夫で向上することはあるのでしょうか?
久しぶりに「脳のワーキングメモリを鍛える!」(アロウェイ,2013)を引っ張り出した。ついつい,気になるのはワーキングメモリを鍛えるのに脳トレは有効か・・・。アロウェイさんは「認知機能にある程度効果はあるかも知れないが,ワーキングメモリを強化するとは限らない」とし「さまざまな生活習慣を身につけたり,戦略を実行したりすれば,ワーキングメモリの能力を押し上げることができる」と述べている。
近い転移は可能だが遠い転移は難しい。言語理解力とか類推能力さらには学力と結びつくかというとそう簡単ではないと思う。ボケ防止にはいいかも知れないが。
アロウェイさんが,ワーキングメモリをスーパーチャージする7つ習慣を紹介している。
①充分な睡眠をとる
②整理整頓を心がける
③本能のままに身体を動かす
④創造性を発揮する
⑤いたずら書きをする
⑥Facebookを活用する
⑦戸外で過ごす
愚僧が考えるのは料理と麻雀それにジョギングや登山。
例えば,お弁当づくり,冷蔵庫ある食材を思い出し,食材からメニューを考えて,手順を考え,調理,お弁当に詰めSNS・・・そして「いいね」をたくさんもらう。
達成感を得られることで次につながり習慣化が可能に。
2023年05月10日
今週の講義テーマは自閉症・・・エピソードから特性を考える
今日で連休も終わり。今週の講義資料の作成。まあ,ダラダラしていた連休の合間に手を入れていたので,少し手直しをして🚀。今週は自閉症がテーマ。
実は自閉症教育1.5世代。ラターなんて言っても知っている人は数少ないだろうな。教科書には自閉症の0.04%の時代。多くはカナータイプの自閉症で中度から重度の子どもたちが大半。80年代の自閉症の子どもたちは,行動障害を併せ持つ子どもも多かった。
90年代に入り高機能自閉症やアスペルガー症候群が加わり,概念の広がりとともに数が増え,今や2%ととも。
当時の,教育現場も十分に自閉症を理解して支援していたか?の時代。90年代に入り高機能自閉症の方たちが語利,自閉症が主人公のドラマや映画が流されるようなってきたことで,自閉症の世界が見えてくるようになってきた。
自分の中でも今でも「自閉症」について考えさせられたエピソードがいくつかかる。
そのうちの一つが40年くらい前の話。
玄関から子どもたちが帰って行った時,子どもがふらっと道路に飛び出しタクシーに接触した。あわてて病院医連れて行った。パニック状態で診察どころではなかった。お医者さんも困っていた。
その時子供から飛び出した言葉は,「〇〇はお寺のおふとんにねないよ」と。
クラスの友だちのお葬式があり,お寺に出かけた。そして友達がお布団に寝ていた。それ以降来なくなった。「死」という概念はないかもしれないがに寝ることが朧げながら死と結びついていた。自分がいなくなるということ・・・。
もう一つ,小児精神科の院内学級にいた時に,担当の先生の代わりに自閉症のお子さんと関わった。その子は 行動障害(他害)があった。
たまたま体育館の器具庫で鉄棒に頭をぶつけた場面があった。かなり痛かったようだった。何が起きたか理解できなかったように見えた。どうするか見ていたら,私の方に怒りをぶつけてきた。
なるほど・・・感覚と言語化とは?痛みをどのよう受け止めているのか。いろいろ学ぶ機会になった。
この40年で対象とする自閉症は広がりを見せたけれど,それに教育は対応しているのか?今の特別支援教育を見るとな・・・。
自閉症教育にもっと光をと思うのだが・・・専門家でもないので。
2023年01月27日
私は発達障害ですか?診断を受けた方が良いですか?・・・そんな質問が。
寒い毎日が続く。
去年の大雪に比べるとまだいいか。
ギフテッド漫画の方も、素敵なシナリオができおいらのキャラも決まった。
舞台は大雪さんの某所にある「ギフの湯」もちろん源泉掛け流しだね。
講義の方は、後2回で終わり。
講義の質問と感想で時々書かれているのが?
「私は発達障害ですか?診断を受けた方がいいですか?」
ASD,DHD,LDの箱を用意したら、濃淡はあるわが多くの人が箱に分けられると思う。
常に生きづらさは誰もが感じている。誰もが因子として抱えているかもしれない。
それが、自分は障害があるのではと、自分に問いかけるのはどんな状況だろう。
大人になれば、仕事、コミュニケーション、人との関係などストレスを感じるわけだ。
例えば、仕事に関しては、作業が遅い、電話の応対ができない、ケアレスミスが多い、周りとのコミュニケーションが難しいなど。不全感が積もっていく中で、周りや社会と折り合いがつけられなくなった時。
診断を受けることで、自己理解が進んで対処法が身につけられればいいのだが。少しでも行きやすくなればいいと思う。
本当は、擦り切れる前になんとかできればいいのだが。
後輩が、教師になると言ったときは、まず辞めなさいと伝え、それでもなるなら趣味は3つ持って自分の人生を楽しむことと。現実とは違う世界、異世界を持つこと。そんな話をしていた。
自分は、大学院で遊んでいたからリセットできた。
勤務時間が終わったら全てを捨てて異世界へ、
現実世界と異性界はきちんと切り離していた。
だから一貫して、特別支援教育とは距離をとってきた。
もちろん今も。ギフ寺は趣味の領域。
職場だけではなく日常場面でも「メンター」の存在が求められているのだろうな。
2023年01月10日
特別支援教育推進で遠ざかるインクルーシブ教育・・・どうなるのだろう
🧯の精密検査に病院へと。一緒に年末,コロナワクチンの関係で打てなかった肺炎球菌の注射も。
血液の検査とエコーといういつもの流れ。アルコールダブダブ状態での正月明けの検査はちと荷がお思い。日を選べば良かった。そんなわけで恒例のフォアグラ状態。Dr.より酒を減らしましょうと・・・えーとこの20年言われ続けている。小酒のみになったのだが,仏はさらなる苦行を愚僧に与える。
「飲み改めよ」
明日から旭川に出かけて検査祭り。そろそろこちらも引退したいのだが。残念検査レポートを見ていると,ついつい唸ってしまう。
教育相談機関の話を聞くと,検査結果をていねいに時間をかけて考察するシステムができていない。保護者や子どもに対してもパタン化した説明になりやすい。その上,学びの支援委員の多くはWISC-Ⅳを専門的に学んでいる人は少ない。結果をうまく教育現場に生かすことが難しい。ちなみに国家資格があれば検査が説明できるかは別ですよ。
アセスメントとIEPの話ではないが,この20年日本の特別支援教育は何をして来たのだろう。
縁が切れたので好き勝手に言っていますが。
Twitterで発達心理学会でラウンドテーブル「今、日本の特別支援教育で何が起こっているか? ―国連の障害者権利委員会による日本の「障害児を分離している現状の特別支援教育」への要請から考える― 」の案内が・・・なかなか刺激的なテーマ。
抄録を眺めると赤木さん(神戸大学)の題提供の部分に,転籍率と。聞きなれない言葉。通常学級から年度途中に措置を変更した児童生徒を数値化した。
1981年~1992年頃は0.2~0.3%→2010年を超えると1.2%以上に
ありえない数字だよな。教育行政の連中は,保護者や児童生徒のニーズがあるから特別支援学級や特別支援学校の在籍が増えていると言うのだろうな。
特別支援教育がスタートし20年近く,言えるのはシステムを作ったことで日本はインクルーシブ教育からどんどん遠ざかっている。
通常学級においても特別なニーズのある子どもは支援を受けらる,それが特別支援教育の根幹だったのですがね。なんでこんなことになったのだろう。








