ワーキングメモリと二重過程理論
2023年03月30日
ギフテッド脳処理システムから考える処理速度と反復学習
「giftedの中には,処理速度が平均より高くて字を書くことを苦手とする子がいる。
嫌なんだろうと・・・他の知的機能に比べてうまく使えないことが。思考のスピードについて来れない。より心的エネルギーを使う。それに見合った報酬がない。」
このつぶやきが,ギフテッドの反り速度の話が,ツイートアナリティクスのインプレッション数が1.4万と表示されているのだが。意味がわからん(笑)
そのあといろいろと考えを巡らしたわけで。つぶやきをまとめてみた。
処理速度を構成する二つの下位検査の差の意味を考えることで,見えてくるものがあると思う。同じ能力を測っているわけではない。処理システムが異なっている。
「処理速度でまとめないでください」そんな単純なものではないよね。二つの下位検査に差があることが,ギフテッドの知能を探る鍵。(次回に話すことに)
ギフテッドの子どもたちが書字やドリル学習とか百ます計算が嫌いか。
なぜ嫌がるのか?なぜ面白くないのか?
ボスが京都で言った「(ギフテッドは)システム1とシステム2の並列処理」。だからこそ,小僧のいうクアトロタスクを可能にしている。ギフテッドの脳の配線は,直列処理よりも並列処理に特化して作られている。頭の黒板に大量の情報を載せて推論を重ねたり問題解決するのに向いている。
ギフテッドが,書字やドリル学習や百ます計算に取り組む姿は,F1のエンジン搭載して城下町を走るイメージ・・・きっとエンジンの空ぶかし状態。パフォーマンスを発揮できないいままハンドル操作とブレーキング。制御することだけに容量を使い,能力が生かされずに常に面倒臭さやイライラを感じる。
苦手というより「大嫌い」と言った方が良いかな。
ニューロ・ダイバーシティで考えるとわかりやすい。ギフテッドの脳は,反復とか単純作業には向いていない。
2022年10月18日
貯蔵と検索を支える連想ネットワーク・・・子どもから聞くギフテッドの思考
月曜日は非常勤先からギフ寺まで雨の中歩いたらびしょびしょになった。老化防止と健康のためとは言いなつつ、風邪をひいたら元も子もない。体が芯まで冷えてしまった,
今週を乗り切れば関西遠征。この10年で大阪は何度も行ったが、梅田の地下街や新大阪駅とは仲良しになれない。
そろそろ真剣にスライドを考えないと「ボスに叱られる」・・・避けないと。
ギフ寺で子どもたちに「思考」について聞いている。
「考えやアイデアが思いつく(思考)がまとまるとそれはいつかのための鍵に変換する。そうすると思考の消費量が半分くらいに減る 」という子どのの興味深い話し。
連想ネットワークやボスのいう「数珠繋ぎ」に記憶する。より多くを関連づけて記憶する事で、引き出しから出す時も「数珠繋ぎ」で出て来る。「鍵」は、記憶の箱のラベル=キーワードなのか。
そんなイメージか・・・一言で言えば概念化・・・そう簡単ではないだろう。
よくわからないので、子どもにお話を聞くことに。
はじめは人の考えや行動を見て、なんとなくわかる・・・洞察学習かと問いたらイメージと違ったようだ。
説明では、
推理系アニメや小説が長期記憶に入っていて,必要な時新た推理が必要な時に,一つのイメージがトリガーになって推理に必要なデータが出てくるということ。
貯蔵の時にもキーワードがあるということ。
例えば薬物を使った殺人では殺害状況を見て,今までの薬物系の殺人が想起される。キーワードはもちろん「薬物」鍵
きっと鉄道ミステリーの好きなマニアには,路線と時刻表が想起される。キーワードは「鉄道」鍵
連想ネットワークが貯蔵と想起に関与している。
またスライドが一枚できた。
問題は,最後のスライド
対話を通し自分達の思考スタイルや特性「才」を知り,その特性「才」を社会の中で生かすこと。
本研究の先にあるもの
対話を通し自分達の思考スタイルや特性「才」を知り,その特性「才」を社会の中で生かすこと。
先生が才能を見出すのではない子どもが見いだすの・・・強く強調して話題提供の終わりにしよう。
2022年08月13日
大細胞系経路による文脈促進・・・自由研究⑩
昨日は京都の学会の申し込みをした。これで準備完了。関西のギフチルたちと海遊館に行き,学会で自主シンポそして修行に励むことに。
今日はお寺にお参りをしてから,ボスの本の中でももっとも手強い「第4章 大細胞系経路による文脈処理促進機構」を読み進めるのに難儀をしていた。
第3章までは凡人だったが,今やもう「才能なし」だよ。思いついたことをTwitterに書き留めながら読み進めた。
才能なしの語りなので・・・話半分で。
大細胞系経路によるトップダウン処理と低次処理から高次処理へ進むボトムアップ処理。
大細胞経路は高速な変化に対応するトップダウン・・・瞬時に判断する。
そのため大細胞系経路は低解像度でアクロマチックな情報を急速に伝達する。小細胞経路は,伝達速度は遅いが,高照度コントラスト,かつクロマチックコントラストによる詳細な解像度を与える・・・。
自分の中で変換すると大細胞系経路は粗い白黒の写真,小細胞系経路は詳細なカラー写真ということで・・・。
粗い白黒の写真でトップダウン処理をするには,アフエクティブ予測が求められるわけだ。過去に体験したアフェクティブな文脈を再生産する。
さらに,大細胞系経路は扁桃体と結びつく。扁桃体といえば好悪、快不快ですね。
蛇は多くの場合恐怖と結びついていて,山を歩いている時にちょっとした枝に対して恐怖を覚えることがある。愚僧が考えるには,枯れ枝が蛇に見えることこそがトップダウン処理なのではと。当然,快の情報とも結びつくわけだ。
そして,自由エネルギー理論・・・大細胞系経路のトップダウン処理こそがより確かな予測をすることでエネルギーを最小化にしていると。そう,大細胞系経路は自由エネルギー理論と結びついている。大細胞系の有利性。
【まとめ・・・】
大細胞系経路による文脈促進機構はシステム1において優先的に役割を果たす。そう仮定すると直感もアフェクティブな感覚がベースになっていると考えることができるかも・・・。
ワーキングメモリにシステム1もシステム2も内包されている。ただし,システム2の機能をより発揮するにはより多くのワーキングメモリ容量が必要となる。
ギフテッドは,システム2に割り当てられたお部屋が広いのだ。
明日から夏休み後半٩(^‿^)۶
2022年08月10日
文脈処理と推論とマインドワンダリング・・・夏休みの自由研究⑨
今日は,60歳以上基礎疾患ありということでモデルナ4回目の接種。4回目は,ヤンデル先生曰く「ヨコチン」だそうだ。
秋には高齢者基礎疾患有りとなるのだが,5回目はあるのか。
今のところだるいくらいで,副反応は出ていないが。
出かける前にボスの本を数ページ読み進めた。
書き留めておきたいものが
その1,ことば難しい
文脈処理という言葉に惑わされるのだ。推論もそうだが・・・。
例えば,推論はを考えた時,辞書には「一つの判断から推して他の判断を導くこと。既知の事柄を基準として未知の事柄を論じること。」(コトバンク)と書かれている。イメージとしては,より複雑で高次な処理をしていると・・・ついつい考えてしまう。
でも読み進めていくと,ヒトは文脈処理や推論低次な処理から高次な処理まで推論を駆使していると考えればすとんと落ちるのだ。イメージとしてはワーキングメモリの最初の入り口(メタ認知)からラスボスのいる奥の部屋まで,この二つの能力は使われていると。
ついつい,より高次な思考にのみ使われていると・・・ほんと「わかっていない」と叱られそう。
その2,マインドワンダリング
「ギフテッドの個性を知り、伸ばす方法」にもギフテッドとADHDのマインドワンダリングの違いについて触れたが。ギフテッドのマインドワンダリングと知能の関係が明確な部分が。「マインドワンダリングとは,経験により形成されてきた個人によって有意味な記憶情報群を,思考の流れに任せて順次活性化させている作業」と。
マインドワンダリングが,ギフテッドの連想ネットワークそして長期記憶における優れた貯蔵と検索に関与していると。
少しずつギフテッドの姿が見えてきたかな。
2022年08月08日
メタ認知と二重過程理論とワーキングメモリ・・・夏休みの自由研究⑦
感覚,知覚,メタ認知・・・沼にハマっている感がある。
目的はギフテッドの知的機能の解明なのですね。
まあ,今週はしっかり文献にあたり,来週スライド作りということで。
この沼はなかなか出るのが大変そう,10日にはヨコチン(モデルナ4回目)もあるし,気がつけば夏休みが終わっていそう。
いくつかの疑問に対して灯火が遠くの方でかすかに見えてきた感が。
学習という過程は,自由エネルギーを最小化するようなシナプスの効率性を変化させることから生じる。
より効率化しているのがギフテッド・・・そうは簡単ではないと思うが・・・。
メタ認知「一次的な世界の表象を導く知覚的推論過程を内省する能力」
知覚刺激をまとめてワーキングメモリに情報として伝える。
ここで,刺激が新規なものであったり文脈と不意一致である場合には,高次レベルの低次レベルに対する抑制は弱められる。既知なものはヒューリスティックスで高速で処理され,新奇なものはアナロジーへと。
自分の過ちは,知覚におけるアナロジーと熟考でのアナロジーを同一視していたことかも。
メタ認知がワーキングメモリの早い段階での処理と考えるとすると・・・そうかシステム1とシステム2はから知覚成立過程の段階から冗長性の高い複雑な過程までを関与しているのか。
常に二つのシステムを行き来しているというこだよな。
【今日の感想】
思い込みはいけないのだ。愚僧の知っているワーキングメモリはほんの一部でしかないのだ。
ワーキングメモリは広大無辺なのだ。








