2023年02月

2023年02月27日

当事者研究と知能構造の研究・・・啓蟄を前にgiftedについて

先日研究の打ち合わせをした。

今年(2023年度)で引退する話をしたら、狼少年と。

さすがに狼老人とか狼高齢者だろう。

加齢とともにいろいろ面倒くさくなってきているのは事実だが。


でも10月の学会は,自主シンポがなければポスターで参戦も。

尾道で猫の写真を撮り尾道ラーメンを食べる。気合いを入れるために旅行会社から尾道しまなみ海道のパンフレットをもらってきた。


ということで,研究のテーマとしては,二つあるのだが。


いわゆる当事者研究。うーん質的研究苦手かも。

半構造化されたインタビューに対して,小僧たちが真っ当に答えてくれるだろうか(笑)
そもそも愚僧が半構造化は苦手。 


DVDの取材の時みたいに,それぞれが好きなことをしながらテーマに沿って話を進めていく方が現実的かな。


流れとしては

・幼児期

・義務教育・・・学校での不全感

・保護者との軋轢
・そして自己理解へ
・これからのこと 


これは研究よりも読み物だよな。


となるとギフテッドの知能研究の話。二重過程理論。

ワーキングメモリにしても実行機能にしても入り口しか測れない。

その上,ギフテッドは課題内容や興味関心によってパフォーマンスが異なるのが特性。

測り切れるのか。


むくむくとウェイソンの4枚カード選択課題 が浮かんだのだが。

しばし考えたが,頓挫した(爆笑)


まあ,開き直ってワーキングメモリ容量は一般知的能力(GAI)と相関する。
GAIが高いと容量も大きいと。考えれば当たり前の話だが,この点は丁寧に妄究をしないと。 


WISC-Ⅴで類似,単語,積木模様,行列推理,バランス5検査。
以前の研究でもギフテッド群において高い得点を示したのが類似と単語と行列推理。
今回のGAI改訂で,理解,絵の概念がなくなり,バランスが加わった。FSIQでも同様ですね。
知能の中核は何かということとともにギフテッド判断をする上で一つの指針になるのでは・・・そんな妄想が。


ひとまず暖かくなったらデータを取りますか・・・秋には間に合いそうもないな。

 




2023年02月26日

「大家族四男」を読んでギフテッドを考える・・・人生楽しまないと

日向唯稀さんの「大家族四男」のシリーズの主人公である兎田士郎くんおことは以前も紹介した。コメントを書く度に丁寧にレスをいただいている。

ありがとうございます。


士郎くんは,成績優秀で周囲から「神童」と呼ばれている。超難関進学塾からの誘いを断り地元の小学校に在籍し自分で塾を作って友達の学習をサポートしたり,犬の翻訳機を作ったりと楽しんで生活している。優しい反面,正義感が強く,大人であろうと間違っていれば完膚なきまでに叩き潰す。


でも完璧かというと,走るのは遅いし,運動能力は平均以下だし,体力ももそこそこだ。図画工作系に関しては,機械的なものは扱えても,絵描きは2歳にも満たない七男と大差がない。雑巾を縫うのに指は穴だらけ。


自分の中では士郎くんはギフテッドなのだろうと妄想をしている。
自分の才能を理解し,周りと折り合いをつける。

子どもたちが士郎くんみたいに人生を楽しんでくれたらなと考えている。


今回は,11作目となる 「士郎のわくわく職業体験」 その中で,士郎くんは,ハイパーサイメシア(超記憶症候群)の持ち主だが,全てに能力が発揮できるわけではない,「自身の興味によって偏りがある」と。


ギフ寺の子どもたちも同じ。興味のあることには膨大なエネルギーを注ぎ込む。


進学塾で関係ができた年上の子に繚くんという子がいるのだが,士郎くんと二人の会話を見て兄が「繚を相手に話をする時の士郎は、気負いや特別な気遣いを必要としない」と・・・。まさしくギフ寺での子どもたちの会話,いちいち説明しなくても伝わる。きっと士郎くんも,学校ではこの人たちに伝わるにはどのように言葉を選ぶかと考えている


士郎くんのお兄さんに高校生の双葉くんがいるのだが,進学塾の特待生を弟たちをお風呂に入れる時間がなくなるからと断った。この点もすごく共感できる。


子どもの価値観と大人の価値観は違うんだ・・・当たり前の話。

周りの大人がが良かれと思っているのだろうが。

子どもとのズレが生じる。


職業体験という題名がついたのも彼の正義感から。


機会があれば手に取ってみてください。

 




nhlgldac at 16:24|PermalinkComments(0)

2023年02月19日

熟成されることで「場所」が「居場所」へと・・・仲間の存在

久しぶりに母寺をした。加齢とともに怠け者になってきた。

子どもの情報交換、DVDやギフテッド漫画の進捗状況、そして春からのことと盛りだくさん。


4月にはDVD、夏には漫画が手元に届くのか。

漫画の方は、二、三ヶ月が勝負だな。印刷に回ったらのんびりだな。


最近ギフ寺で面白いと思うのが、小説を書いている子どもは、投稿前に他の子に校正を頼んでいる。自分の苦手場分を理解し、得意な子どもにお願いしている。それだけではなくて、人の体の描き方、折り紙も得意な子どもに教えを受けている。

最初の頃は、ゲームを通じてのやり取りだったのだが。いつの間にか・・・お互いに認め合える関係。時々、やりとりでむかっとするようだが(笑)


高学年の子どもたちが、低学年の子どもたちと遊べるよう考える場面も見られるようになってきた。

縦の関係と横の関係さらには斜めの関係。時には、年上の子がうまく行動をコントロールしてくれている場面も見られる。やり取りなの中で社会性を育んでいる。

居場所から相互に支えられる関係になってきたのかな。


そうか、理解し合え頼れる仲間がいる場、だから会うのを楽しみにギフ寺に通っているのか。

お酒と一緒で「場所」が「居場所」になるには適温に保ちながらじっくり熟成するのを「待つ」。

多様な子どもたちが馴染むには時間がかかる。熟成することで芳醇な味わいを醸し出してくれる。 

湯守と杜氏のコラボだね。

「待つ」・・・取材でも話になっていたが・・・これがなかなか難しい。 


文科省は学校内での居場所づくりということで、不登校傾向の子どもの学校内での居場所づくりの設置の検討を求めたが、単に「入れ物」を準備すればいいというわけではないよな。


はっきり言ってお役所仕事、子ども思いをどこまで汲んでいるのだろう。
学校に行くことがしんどい子どもたちが、学校に行くにはどんな魔法が必要なのか?
さらに、入れ物をコミュニティにするには・・・。








nhlgldac at 19:09|PermalinkComments(1)ギフ寺 

2023年02月17日

「ギフ寺」ギフテッドの子どもたちが集う場が問いかけるも・・・ロケが終わった

昨年の4月に『「ギフ寺」ギフテッドの子どもたちが集う場が問いかけるも』の企画書が届いてから、ほぼ1年。ギフ寺が映像になると思えなかったのだが、昨日のロケでひとまず終了。だということを知ることができた。


企画書が届いた時は、冗談かと思っていたのだが。
一つの映像を創るというのは、なかなか大変だったな。
来月には映像が完成し、事前に子どもと視聴会。小僧たちの反応が楽しみ。

どんな仕上がりになるのか興味深い。
次は漫画だな、印刷に入ればひと段落。夏には本を手に取ることができるかな。

 ギフ寺はカメラが入ろうと子どもたちはマイペース。
ちびっ子とラビリンスをしていたら、小僧たちが横からあれこれと・・・考える間のなく終了(笑)
珍しく高校生たちが数学の話をしていたが・・・。来月のカフェのテーマも話をしたのだが、途中から夕ご飯をみんなで作ろう、お泊まり会をしようと・・・。

 ひと段落してから、恒例のみんなでローソンへ。

 ちびっ子から年金生活者だよね、何か好きな物を買ってあげるって。「生ハムは」と言われたので「お酒を飲みたくなるから」・・・「お酒も買ってあげるよ」と・・・。もう一人の小僧さんはポイントが貯まったから何か買ってあげると。

 いやいや、お気持ちだけでお布施は大人から頂くことに。


 N戸さんに小僧と愚僧の関係を問われたのだが、常に気にかけてもらっている・・・そんな感じですかね。


 後半の30分は、DVDを意識して高校生を中心に学校やギフ寺をテーマにフリートーク。盛り上がって4時を大きく回っていた。どんな形でDVDに入り込むのか楽しみだ。

 子どもたちの小耳に挟みながら、愚僧はちびっ子に拉致されゲームをしていた。愚僧とお話をしてゲームをするのが楽しいのだって。そんなもんかな。


 春からの話を子どもたちとしているのだが。週7回というのは勘弁してくれ。

 現状維持のまま連休明けに考えるかな。その頃、子どもたちがどんな状況を眺めながら柔軟に対応すればいいか。


 






nhlgldac at 15:07|PermalinkComments(0)ギフ寺 

2023年02月13日

子どもたちのニーズと春からのギフ寺

 この数日最大のミッションは,DVDのナレーションに合いそうな,土曜教室の写真と資料探し・・・15年以上前だしなかなか見つからん。教室のイベントのお泊まり会,クリスマス会,修了式とかはあるのだが日常の風景がはなかなか見つからず。最後は,講演時のプレゼンをチェック。その中に教室のミーティング風景の写真が。これでなんとかなるかな。あとは,インタビューを受けて,3月末の完成を待つばかり。


 

 子どもたちの春からの身の振り方も決まったみたいなので,そろそろ,4月からの運営を考えないと。


 ギフ寺の子どもたちも置かれている状況は異なっている。

 ①学校に通いながらギフ寺に来たい子・・・まあそれなり

 ②まだら登校や別室登校・・・学校は嫌だけれど行かないと

 ③不登校というより不要校というか脱学校・・・もう学校は無理


そんな中でギフ寺に顔を出してくれる。


 ギフ寺自体は一応居場所と学びの場・・・としているが。


 居場所に関しては,それなりに子どもたちの中で出来上がりつつある。それこそ,仲間関係が育って保護要因としての役割も果たしてきている。学びについてもなんとなく探究学習や協働学習をやっている感を醸し出している。自分の学習はやらんが,他の子たちの学習には首をつっこんでいる。


 学びに関しては,好きなことを見つけてやっているから良いかと思うが,こと狭義の学び(学力)に関しては・・・ちょっと心配。副住職と学習支援の体制はつくているのだが,こればっかりはお尻を叩いてもやらないしね。そもそも,ギフ寺は勉強する場でないと多くの子は思っているようだ。


 まあいいか,楽しんでいるのなら。


 木曜日のロケで「みんなで話す@ギフ寺」コーナーがあるので春からのことも聞いてみよう。老僧はなるべく楽したいのだが。


 決めるのは子どもたち。




nhlgldac at 17:20|PermalinkComments(0)ギフ寺