2022年04月

2022年04月29日

WISC-Ⅴ雑記帳その2 ワーキングメモリーとギフテッド

今日から11連休,と言っても明日はWISC-Ⅴのお勉強,7日はWAIS-Ⅳをとることに。

相談と検査のお返事を書きひと段落。

 

今日も理論解釈編とにらめっこ。

 

CHC理論に準拠とおうことは,一般に知能因子gがあり,その下に広範な能力があるということで。階層化された構造の中で,WISC-Ⅴ妥当性のある5つの指標を測ることができるようになった。一般知能因子はFSIQとしてひとまずおさえて。

 知能の中には,異なる知能が存在する。ガードナーさんの多重知能理論にも通底する。

 

今回の改訂では,ワーキングメモリーの理論の強化するということで絵のスパンがが加わった。理論解釈マニュアルでは,「ワーキングメモリーは,知的機能の鍵となる側面であり,流動性推理や他の高次認知プロセスと強いつながりにある」(WISC-Ⅴ理論解釈マニュアルP30)と述べられている。

 

まさしくギフテッドの知的機能の背景にはワーキングメモリの存在が欠かせない。

 

一般知的認知能力は,複雑な人間の問題解決行動を生み出す。その背景には,グローバルワークスペース(ワーキングメモリー)ですかね。グローバルワークスペースでは,相互に結合した巨大な神経ネットワークが存在して,膨大な情報を瞬時に処理をし,長期記憶とアクセスして,問題解決に励んでいる。

 

知的ギフテッドにおいて一般知的能力が極端に高く,アナロジーにすぐれているのは,大容量のワークスペースの存在があるからと言えますね。

 

以前の知的gifted群の研究で,ワーキングメモリーが平均域という結果だった。これだけ高いアナロジーを示すのなら,ワーキングメモリーの容量が大きくないと・・・そんなことを考えていた。佐賀大のデータでは平均より高い得点を示していた。そうだよな。ウィスクでの課題は,彼ら彼女らの大容量のワークスペースは測れないよな。

 

明日は,後輩とWISC-Ⅴの学習会をすることに。6月から始まる検査祭りで運用できるようにしましょう。

 



nhlgldac at 15:54|PermalinkComments(0)

2022年04月24日

WISC-Ⅴ雑記帳 その1

ボスの所からWISC-Ⅴを借り受け1週間。つまみ食いをしながら読んでいる。

なんとWISC-Ⅴ日本語版には関連指標が標準化されていない事実が発覚。貯蔵と検索指標がどんなふるまいをするか楽しみにしていた。呼称速度指標とかシンボル変換指標とか学習障害との関連を見えてくるのではと思っていたのだが。(理論編には特異的学習障害を特定するための分析モデルが)

 

今回の改訂は,よりCHC理論に準拠したものになった。主要下位検査の5因子階層モデルはきれいな数字。確かにワーキングメモリに絵のスパンを,流動性推理指標にバランスを入れるなど下位検査は精緻化はされているかもしれないが・・・。

 

でも,WISC-ⅢからWISC-Ⅳになったときに比べると,インパクトが少ないな。マイナーチェンジという印象。うなぎの蒲焼きを楽しみにしていたら、なまずの蒲焼きが出てきた感が。

 

この先,関連尺度が加わることはあるだろうか?気になりますね。

 

理論・解釈マニュアル第5章の米国版における臨床群検討を眺めていて,「おっとどっこい錦鯉」・・・。

 

一つは,境界域の知的機能(IQ7184)が掲載された。今後,この領域での臨床群研究が日本でも進むのだろうか。適応の問題(生活障害)を抱えていたら支援の対象となるのだが。それとこの範囲は,学習障害とも重なりが見られるために,より正確な判断が求めらるのだろう。

 

もう一つは,ASDを言語障害を伴うASDと言語障害を伴わないASDにわけていたこと。言語障害を伴うASDは従来の自閉性障害,言語障害を伴はないASDは従来のアスペルガー症候群と記載が。診断としてはASDだが,教育心理学的立場ではサブタイプが存在する。この点も,この先どのように日本で臨床研究が進んでいくのかな。

WISC-
Ⅳの時にはじめて知的ギフテッド群が記述され,そこからおいらの研究がスタートした。その意味では,今回の改訂はかなり刺激的な面はあるかな。

 

連休に後輩とWISC-Ⅴの勉強をし,来月からはいつものメンバーで勉強会をするので十分に学んでから検査をスタートさせてもいいかな,急がなくても良いかな。


 



nhlgldac at 13:19|PermalinkComments(0)

2022年04月22日

ギフ寺で子どもと付き合いつつ・・・理解できるようにですね

ギフ寺をやっていると面白いのだが・・・当たり前だが子どもたちは大人の都合では動いてくれない。そうなんだよと思いつつ日々過ごしている。

フリスクに参加することは出席日数としてカウントできるように勉強と考えていたのだが。最近の子どもたちの様子を見たり,お話をしていると。別に出席のカウントにはこだわっていないということが見えてきた。

なぜくるのだろう?楽しいからだろうな。猫の子みたいに戯れあって,時間が過ぎていく。

学んでいないのかという・・・それなり学んでいるのだと思う。

一人の子どもが羽ペンを持ってくると,一気に盛り上がり,手を黒くしながら漢字や英語を書いていた。そこから,ロシアの大統領に呪いをかけるということで,名前はロシア語表記でないと有効でないと調べはじめ,その後ルーン文字で何やら怪しいものが書きあがった。おいらは,判読はできないのだが。

その後,カフェの収益でアイスを買って公園に出かけたのだが,子どもたちがなかなかでてこないなと思ったら,ウクライナ人道危機救援募金箱にお金を入れていた。

実は,この二つの行動は子どもたちの思いが伝わってくる。とっても意味のあること。子どもたち自身も呪いがかけられるとは思っていない,でも・・・。

彼らや彼女らと出会って,改めて学びってなんだろうと考えることが増えた。一般的には,机に座って決められた時間ドリルを取り組んでいるのが学習と捉えてきた。そういう子たちがおりこうさん。ある意味,異端だよね。

物事をきっちり考えられことが学習なんだろうと・・・。どこかで,この子たちはどうなっていくのだろうと不安はつきまとうが。子どもたち同士で図書館に行ったり,遊びの計画を考えたりしているのを見ると・・・うんうん大丈夫と。ギフ寺のコミュニティが,ここの育ちと学びを支えている。確かな居場所がある人間は,ぶれない。そう,大人の思い描く世界と違うのだと・・・そう思うことにしている😀

 



nhlgldac at 17:55|PermalinkComments(0)ギフ寺 

2022年04月20日

2022春のギフテッド相談会をやることに

鹿児島でも東京でも後輩たちに相談を押し付けているので反省しました(笑)
 少しだけ働く気になりました。ちょうど良い季節になったので相談会を開きます。

今回は年齢制限はありません。小さい子から青年まで。成人の方は要相談ですが,希望があれば受けますが。

2022春のギフテッド相談会】
対象:高い知的機能を抱えながらも学校生活や日常生活で困り感を抱える子どもたち
募集:若干名
期間:5月中旬から7月の中旬くらい(予定)基本 木曜日午後もしくは土曜日午前  
時間:90
料金:3000円 検査に関しては別料金が
場所:NPO法人はるのコミカフェ 幌平橋の近所

検査に関しては,公的機関ではないので手帳等の申請には使えないので十分考慮してくださいね。個人的には,検査は子どもの自己理解と保護者の子ども理解,できることなら支援に繋げらればと考えています。

常に言っているのですが,ススキノの辻占いレベルです。魔法の杖も持っていないので。遠方から来ていただいても良いのですが,期待はずれに終わると思うので,遊びのついでに来てください。
 それと,ギフテッドの判断はしません。

 

申し込みは以下のめーるまで
snoopy_wizard2030@yahoo.co.jp

火曜日のフリースペースでは,『仮』等身大の自分たちを理解して欲しい。「ギフ寺」を発信し,オンラインで全国の仲間とつながりまきこみたい。』をスローガンに,メンバーさんはYouTube配信やそれに向けたクラファンも考えています。少しずつ輪を広げていければ良いかと考えています。

 



nhlgldac at 12:05|PermalinkComments(0)

2022年04月17日

Gifト Cafeイースター・・・子どもとコミュニティの育ちを実感

ギフ寺の方は,フリスクに続き青年部もできて,少しずつ形になってきた。

 

土曜日はクリスマス以来の【Gifト Café】今回は,青年2名,キッズ4名,体験1名の7名が参加。準備不足もあり,いろいろと・・・。一気にこの三日間で準備をし,スタート時には,それなりに形が出来上がった。

 

ギフカフェでは,体験に来てくれた子どもがなかなか中に入れなかったのだが,子どもたちが「最初は緊張するよね」と言いながら,声をかけたりさりげなく距離を縮めた,最後はカフェに巻き込むことができた。

 

その姿を見ながら,子ども一人ひとりの育ちだけではなくにコミュニティの育ちを実感することが。

 

その子は,また手伝いに来ると言って帰っていった。

 

SDGSギフ寺をめざす中で異年齢集団というのは,大事。青年二人が,カフェの運営を支えてくれた。木曜日は,小学生女子の厳しい指導を受けながら,折り紙を折っていた。微笑ましい光景。それを見て,フリスクの時と逆だねと,教える側と教えられる側が変わるのも面白い。

 

次は,6月の末あたりかな。縁日もやりたいと言っていた。青年たちは夏休みに旅行とか・・・。

 

キャパオーバーということで土曜ギフ寺は断っていたが,新しい子どもを入れることでメリットがあるのかな。それこそコミュニティがしっかりできているとインクルーシブする力が発揮できる。人使いの荒い小僧たちには,年寄りを大事にしてくれる子どもを募集すると(笑)

 

来週にはボスからWISC-Ⅴを借りてくるので,連休中に学んで東京から戻ってきたら,相談会と検査を進めようかな。内地からも検査の希望が何人かから届いている。

相談をして,必要があれば状況に応じて,青年部,フリスク,土曜ギフ寺に声をかける感じかな。「行くとことがなければ来ますか?」

 

近いうちにアップしますか。

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nhlgldac at 13:10|PermalinkComments(0)ギフ寺 | Gifト Cafe