2022年01月
2022年01月31日
二重過程理論からギフテッドの臨床研究を考える(1)
クリスマスの検査祭りのレポートも書きおえ,ひと段落。気がつけば明日から2月,札幌はクソ寒いし大雪だし,ほんと春が恋しい今日この頃。
ボスの論文「こころの Dual Process Theory」読み込んでおりました。なんとなく分かったかも・・・ボスにいったら「ふふふふふ」と言われて終わりそう。
なんとなくですが,二重過程理論のモデルからからギフテッドを考えることで,彼ら彼女らの知的機能を説明できるのではと妄究が。
システムⅠは進化的に古くから存在,システムⅡ進化的に新しい。カーネマンさんは「ファスト&スロー」の本の中で、システムⅠ(速い思考),システムⅡ(遅い思考),直感と論理的とも。
ギフテッドに関しては,システムⅡ(遅い思考)が優位と考えることで思考パタンが説明がつくわけだ。
エバンスさんが二重過程理論で4つのクラスターを設定していて, 2つ目のクラスターは進化関連で,システムⅡ人に特有,言葉と結びついたと述べられている。さらに3つ目のクラスターの機能的特徴では,システムⅡは抽象的,論理的とが含まれている。ギフテッドの優れた高い言語理解力,概念化,高次思考や推論,問題解決能を反映していると考えられるわけで・・・。
特に注目したいのは,エバンスさんたちは3要因モデル。二重過程システムではなくタイプとして捉えている。そして,タイプⅠに自律的マインド,タイプⅡに熟考的マインドとアルゴリズムマインドを想定している。
タイプⅡのマインドは,私が,WISC-Ⅳの結果と行動観察からえた,ギフテッドの知的機能の特性である「類推能力」と「熟考」とピタリと一致。
おっとっとですね。
二重過程理論をギフテッドの臨床研究に生かせないかと・・・妄究は続くのであった。新潟でのポスター発表と二重過程理論から紐解くのもありかな。問題は,やる気だな。
2022年01月28日
【第0回gifトspace】辺境の魔導士の酒飲み話
【第0回gifトspace】開催のお知らせ
テーマ「ギフ寺フリースクールの話,本の中の子どもたち(青年)から届いたメール,援助を軸にした臨床研究の話」
合間に仮称)役にたたない相談・質問コーナーを。申し込みと一緒にライトでユーモア溢れる質問を100字以内で。匿名希望で
もちろん本を読んでくれた方になります。
日時:2月12日(土) 14:00〜15:00
お名前,お立場もしくは所属,本の感想もあれば。
申込先:snoopy_wizard2030@yahoo.co.jp 辺境の魔導士宛に
今回は先着20名ということで。後日zoomのパスコードを送ります。
今回の「gifトspace」はTwitterのフォロワーさんが1000人超えたら記念にやると言っていたので。ただし,ピークの1009人から1005人に減りつつあります。三桁に戻ったら中止かも。
今回は無料です。払ってくれる方がいたらもちろん頂きますが(笑)気楽に参加してください。本当は,きれいなおねいさんと一緒にやりたかったのですが,今回はボッチで。
真面目にやるようになったら,参加費を取ります。今回は、ただなので文句は言わないでください。慈悲の心と遊び心を持って参加してください。
配信に向けて励んでいます。昨日は、小僧にYouTubeのライブの仕方を教えてもらい,いろいろソフトも入れてくれた。今日はzoomとYouTube繋げかたについて学んでいた。うーん,年寄りにはしんどいのだ。老僧は小僧に従えですね。
「gifトspace」は,ギフ寺のクラファンのリターンがわりでもいいかなと。でも,小僧たちが,自分達で本を執筆すると言ってるので,本がいいかも。それに「Gifト Café」のチケット,それと「GifトPub」優待券とか・・・。
子どもたちは、作文大嫌いなはず,でも本ならできるかもしれない。執筆は作文とは別脳😀励んでもらわねば。
そのためには,クラウドファンティングの計画を立てないといけないのですが。カフェの運営とフリスクそして青年たちのスペース・・・そんなことを考えているのです。特に,立ち止まってる青年たちのフリースペースでのほほんと過ごし,小僧さんと一緒に活動をサポートする中でリハビリできれば。ついでに多様な学びの支援をして,少しでもバイト代とか払えたらいいなと。
問題は、なかなかやる気の神が降りてこないということ。途中までは書いていたのだが,日毎にやるべきことが変化していく。
小僧さんたちは、ギフ寺の配信もやりたがっているので,色々世界が広がるかな。
2022年01月26日
ギフテッド臨床妄究落書き(4)熟考と類推を支えるシステムⅡ
昨日ディで子どもたちと遊んで,眼鏡にボールがぶつかってしまった。ほんと動体視力が落ちてきている。そろそろ潮時かな。
今日は眼鏡を直しに出かけて,学習心理額の追試を作り,合間にボスの論文を見つけたのでプリントアウト。昨年「こころの Dual Process Theory」という論文を書いていていたのね。本の第1章の認知科学から見た二重過程理論が中心に描かれております。
左手は橋本環奈さん並みの握力なので,ボスの本は重くて支えられない。論文だと地下鉄の中で読めるのだ。読み込まないとね。
ずっと考えていたのは、ギフテッドの知的機能をウェブさんの思考スタイルを聴覚継次型と視覚空間型で考えるより,エバンスさんのシステムⅠとシステムⅡの二重過程論で考えた方が特性を説明できそう・・・。
ボスの論文の中で,タイプⅡは,熟考的マインドのパートとアルゴリズム的マインドのパートからなっていると。この二つは、ギフテッドのWISC-Ⅳの下位検査の結果と観察からえたキーワードと一致。研究紀要にも書いたよ。
本の中でも恐竜に捕食されてしまうという話を書いたが,システムⅡが優位というギフテッドが抱える二重過程理論での特性だろうと。
ボスの論文の最後の章の臨床への適用の部分,Pacini & Epstein(1999)さんたちの合理性-直観性尺度(Rational-Experiential Inventory: REI)が紹介されていた。本にもも載っていたのにね・・・はあ・・・ため息。
きっと,WISC-Ⅴ,REI,OEQ-IIを組み合わせると色々見えてくるのだろうな。面白そうなのだが・・・もう無理かな。
2022年01月23日
ギフテッド臨床妄究落書き(3)・・・テストとワークスペース容量
北海道もまん防が発出ですね。不要不急をどのように判断するのか悩ましいところ,ギフ寺では2月のGifトCaféを3月に,そして期間中は土曜日はお休みしてフリスクのみと。その分,相談(5)と検査(1)を頑張ることに。えらい。
ボスの本を読み終えてから,頭の中がぐるぐるしている。本の中身とギフ寺での子どもたちの姿を突き合わせる作業をしている。
WISC-Ⅳの下位検査だが積木模様に比べて行列の推理は冗長性が高い。だからよりワークスペースの容量が求められる。単語よりも類似の方も同様。
おいらの中では,ワークスペースとエピソードバッファは,イメージとしては同一の感覚なのだが・・・。
ギフテッドは、エピソードバッファに,常に大量な情報が送りこまれ,長期記憶にアクセスしながら,問題解決にむけての類推が繰り広げられる。
予測がずれることは,彼らにとって気持ち悪い・・・嫌悪感が生じる。だからこそ,予測のズレをよりゼロに近づけるためにペイズモデルが作動する。
それとね自由エネルギー原理の話は、以前テストの時頭が暇って子どもが言っていた。すっと,この話が頭に残っていた。妄想がふつふつと・・・子どもはテストに対してよりエネルギー(処理容量)を最小化することで解くことができる。結果としてワークスペースに余剰ができ,その部分が「暇」という形で言語化したのではと推察するわけで。
その子は,WISC-Ⅳの積木模様の問題の2つの共通性を指摘した。通常であれば,モデルを見て積み木を操作する作業。でも,それこそ冗長性が低い課題だからワークスペースに余剰ができ,以前の問題を頭に留め置きながら,比較しメンタルローテーションを使って,新たな発見を教えてくれる。
面白いな。ぶっ飛んだ考えかもしれないが,ギフちゃんたちは通常の学校テストは冗長性が低い。ワークスペースのほんの一部しか使ってないのではという怪しい考えに辿り着くわけだ。
ボスに「ふふふ」と笑われて終わりそうだが。
そんなに余裕があるのなら,ワークスペースをフルに使って良い成績を収めれば良いのにと思うのだが,なかなか思うようにはいかないのだ。彼ら彼女らが知恵を絞るときは、時として住職の寿命が縮まってくのだ😀
そして,こどもたちは思うようには育たないのだと言い聞かせるのだ。
2022年01月21日
WISC-VとCHC理論・・・どこまで知能に迫れるのか
臨床やっていると悩み多き毎日ですよね。頭の片隅には、後何年やれるだろう・・・気力と体力がもつか(笑)
予定の講義がお休みになったので,WISC-Vのお勉強をしますか。
ウェクスラー検査もK-ABCも知能因子の集大成であるCHC理論に準拠している。この流れは、Vにおいてより鮮明になった。Ⅳでは,流動性推理を測定できるように絵の概念と行列の推理が加わり知覚推理へと。Vでは流動性推理と視空間処理という二つの指標に分かれた。さらに貯蔵と検索指標(SRI)が加わった。
CHC理論の第2層の広域能力である,結晶性能力(Gc) ,視覚処理(Gv),流動性推理(Gf) ,短期記憶(Gsm) ,長期記憶と検索(Glr) ,処理速度(Gs)の6つが測れるようになった。より知能を広範囲に知能を探れるようになった。たただし聴覚的処理(Ga)決断と反応速度(Gt)量的知識(Gq)読み書き能力(Grw)の4つは測れないわけだ。
学習障害に関しては、さらなる検査が必要と。いろいろと限界が。
WISC-Ⅳの改訂の時にも,ボスと神経心理学的なベースがないと適切な解釈ができないと話をしたのだが,Ⅴはさらにですね。ボスの本を読みながら核心へと(笑)
検査結果は、あくまでもマインドの表現型とでも・・・なぜそうなったのか,そこを考えることの大切さ。例えば,長期記憶と検索の得点が低いということは、どのようなメカニズムが働いているのか,そこを考える必要があるわけ・・・マニアなので(笑)その意味でルリアさんのPASS理論に基づいたDN-CASは優れものですね。
ひとまず,WISC-Vの検査結果を二重過程論に落とし込んで解釈が可能なのだろうかと。少なくともギフテッドの知的機能を前提にしながらワーキングメモリやワークスペース落とし込んでいくことで,新たな視点から検査を解釈できないかな・・・怪しい野望に取り憑かれているのだ。やっぱりマニュアルを買うか。
そうそうTwitterのフォロワーさんが1000人になったので,何か企画しないと。








