2019年09月
2019年09月30日
増税前に「ギフティッド その誤診と重複診断: 心理・医療・教育の現場から」を購入・・・旭岳の山小屋で輪読会
2019年09月28日
“gifted”の集団生活の適応の困難はワーキングメモリーと処理速度のディスクレパンシーから
金曜日は,リハビリの後に久しぶりにディに顔を出しました。
ほんと,ご迷惑をおかけしていて(>人<;)
春から検査を頼まれていたのですが,タイミングがあわず。のびのびに。
先週の予定でしたが,1週間伸ばしてもらいました。まあ,右手と口があればWISC-Ⅳはとれるわけで。
検査をまとめながら,保護者からご指名があった理由が分かった。自分の子どもの抱える凸凹と,そこから生じている違和感・・・どうなのかな・・・どう理解したらいいのかな・・・。そんなところですよね。
検査の後,スタッフさんと以前の検査データをもとにディスカッション。その子どもの心に何が起きているか?仮説を立ててはつぶし,真実へと迫らんと。わからないことだらけ。
レポートを作りながら,WISC-Ⅳによる心理アセスメントとWISC-Ⅳのテクニカルレポート#11を読むことに。
#11には,認知熟達度指標は,「熟達し自動化しているべき能力に関連しており、集団生活に適応し GAI を 発揮するために不可欠な要素」と。具体的には,「人の話をよく聞いて記憶にとどめたり,手際よく作業をこなしたり,流暢に読み書きしたりする能力に関わっており,集団生活の適応を占う」と。
認知熟達度指標の熟達は,自動化と置き換えると分かりやすい。 自動化が苦手だから,絶えず変化する環境に対して,対応しきれない。
“gifted”が,興味深いのはワーキングメモリーと処理速度のディスクレパンシーを抱え,認知熟達度指標が低得点にもも関わらず増強されたGAIを持っている。
“gifted”は,自動化が苦手だから,日常の環境の変化(会話や行動)に素早く対応できない。結果として,集団生活では適応できない・・・そういうこと。
ワーキングメモリーと処理速度のダイナミックな関係って,環境の変化に素早く適応し自動化することで,より多くの情報と処理資源をGAIに割くことでは。
今まで,ワーキングメモリーと処理速度の凸凹は,集団生活での生きづらさの要因とかんがえられる。
そおなこと考えながら,検査レポートの書式について考えていた。WISC-Ⅳが標準化されて10年,なかなか満足いく形ができん。結局は,いまだ伝えきれていないということか。


2019年09月27日
見える障害,見えざる障害・・・三角巾を着けてオータムフェスタへと
昨日は,免許の更新のついでに人生のリハビリを兼ねてオウータムフェスタに参戦してきた。
退院の後,散歩と通院で外には出てきたが,本格的な外出は初ですね。
オータムフェスタの前に,純米吟醸の麒麟の試飲で喉を潤し会場へと。クラッシックで白子の天ぷら,カニ甲羅をつまみながら上川大雪の蔵のひやおろし,高砂酒造のひやおろしと。上川大雪の蔵は,思い出深いものになってしまったね(笑)酒蔵としては若いので,この先どのような香りを醸し出していくのか。きんきのからげ,あつまの塩ジンギスカンと,久しぶりに秋を楽しんだ。
もちろん,三角巾を着けていたのだ。
免許の更新の時も,書類の時だけではなく,座席も一番後ろにしてもらったり,鉛筆を持ってきてくれたり,荷物置き用の椅子を用意してくれたり。おっと,そこまで親切にしてくれるのか。ちなみに,写真には三角巾が写り込んでしまった。
見るからに左手が不自由。三角巾効果ですね。
大通公園でも地下鉄でも,人がさりげなくよけてくれる。
三角巾は周りの人にとっては,明らかに,障害として分かりやすい。可視化できるから。
それに比べ,発達障害は可視化できない。見た見には,ハンディキャップがわからない。だから,他の障害と比べて法整備も支援も遅れてきているたわけだ。
確かに左手は不自由だし,日常生活では上手くいかないこともいくつかあるが。ひとまず,エラーは多いが右手でブログも書けている。バイトはお休みさせてもらっているが。
例えば,バイトがクビになったら,不利が生じるわけだ。不利は,年齢や社会的環境でによって度合いが大きく変わっていく。
改めて「障害」とは何か?・・・考えさせられてしまう。
今日は,リハビリの後1周遅れでWISC-Ⅳを取りに。右手と口があればなんとかですね。
2019年09月25日
診断名は,子どもを色めがねで見てしまう・・・子どもの心の声み耳を傾けないと
カテゴライズすると,色めがねでみてしまう。
パラレル講演の準備をしているのだが。
専門機関がよこす少ない検査の情報で,直接子どもに関わる人間はなにを読み取ればいいのか。
時として,検査結果ではなく,障害から検査結果を解釈して物語を作ってしまう。
診断名がついたからといって,子どもを理解したわけではないのだが。
実は,自閉症教育第2世代。40年も前から自閉症教育に携わってきた。
カナータイプから,多様なASDへと広がりを見せてきた。でも,いまだに従来の色めがねで自閉症を見ていないだろうか。
専門家の多い中,素人的考えですが。
おいらたちが見ているのは,表に見えてくる思考や行動・・・表現型。
子どもの学び方を知らんことには,援助が見えてこない。
ASDとレッテルを貼って,金太郎飴的支援に・・・?
それこそ多様性を無視している。
子どもが,どのように世界を見ているのか・・・認知特性・・・世界を見るメカニズムを知らんことには。それを知るツールの一つが,WISC-Ⅳなのですがね。ほとんど活用されていない。
個人的には,障害名を使わないで,子ども理解し援助をしていきたい。
教育臨床に関わる人こそが,手元に検査結果を置きながら,仮説を立てながら,あれやこれや取り組んでみる。
そして,上手くいかなければ,検査結果に照らし合わせて,新たなる仮説を。
この国のは,本当に面倒臭さい。
ラベリングすると色めがねで見てしまう。
ラベリングしないことには援助ができない.
子どもを援助する上で大切な検査結果は,専門機関の厚い鉄の壁に阻まれている。
そんなことを考えながら,通院とリハビリへ。
人工骨を入れた左肘は順調に回復しつつある。
10月の誕生日には,第一段の社会復帰ができればいいな。
そして,11月は公演し,高尾山に登り,横浜マラソンのスタートラインに立ち,そして完走。


2019年09月23日
“gifted”をどこまで明らかにできたのか?・・・発生機序(風桶理論)と定義
講演の準備を進めながら“gifted”の定義というか,“gifted”の大まかな姿をどこまで明らかにできてきたのか。
gifted≒才能 ではくて gifted≒(才能&生き辛さ) 困っているには子どもたちと保護者・・・皆さんに伝えたいのはそこですよね,
“gifted”の一つの要素として才能はあるかもしれないが。才能や不器用や感覚過敏,対人面・社会性を含めた学習面や生活面の凸凹が生き辛さと直結している。
gifted childrenが示す行動は表現型,その背景には知的機能,ワークングメモリー(実行機能),自動化(慣れの問題)が関与していると。中間表現型ですかね。
慣れが生じ辛い・・・慣れのバラツキが大きい・・・それが非同期発達として見えてくる。
WISC-Ⅳの言語理解,知覚推理,ワーキングメモリー中間表現型。ちょっと素人考えですが。WISC-Ⅳは,基礎と臨床をつなげるから。
風桶理論2019
遺伝子→神経回路→慣れのばらつき→認知の凸凹→“gifted”の行動特性
T代くんがふれていた,「位相連鎖がしやすい領域とそうでない領域が併存する」,そう考えないと・・・個人的な妄究ですが。
まとめると
「 “gifted”は優れた才能や高い知性と過度激動(感覚過敏),運動面・不器用,対人面・社会性という困難さを抱えている。子どもによって,その表れかたは異なる。
その要因として知的機能や認知機能の凸凹があり,原因としては,中枢神経系における特異的な機能不全がが考えられる。」・・・なんちゃってですがね,
2015年のボスの退官記念シンポ時に,gifted親の会の方向が出ていたね。地域的な密集性の低さや支える専門家の問題も。
5年の間に我々はどこまでgiftedの中核にせまる事ができたか,そしてどれだけ援助に取り組んできたのか?次の5年,何をすべきか。やっぱり,始まりの地大阪で来年整理しないと。








