2018年06月
2018年06月30日
ICT時代の地域とは,支援の先にある共同戦線とは・・・シンポを考えることに
次週の講義の「心理検査とLD」のデザインを作ることに。
講義は,CHC理論とPASS理論を元にWISCーⅣ,KABC-Ⅱ,DN-CASでいいか。WAIS-ⅣとWISC-Ⅴを触れることに。
文献を漁っていると,カフマンさんの講演が。きたー⁉️カークさん「最近,私は言語や会話,読み,そしてそれに関した社会的関わりをもつためのコミュニケーション能力に障害がある子どもたちの状態を『LD』という用語で表現している」・・・最近と言いつつ1963年の言葉ですが💦
いかに学習に向き合うことが大事なのか・・・この言葉からアメリカのLD児に対する支援がスタートした。14日の札幌学院のシンポにも繋がるのだね。
ひと段落してから,シンポを考えることに。ちょっとプレッシャー。
ボスからのオーダーは,土曜教室の誕生・・・なぜあの時期土曜教室が求められたのか。それが前段になるのだろうな。結局は,支援するにはアセスメントとエビデンスに基づいてIEPを創る能力があっての支援。
後段は,教室からの学びと地域での支援・・・自分の臨床を語るしかないね。
シンポのスライドを考えながら・・・。
ICT時代,地域をどう捉えるのか。以前は,地域の集まりに来ないと情報が得られなかった。しかし,今はネットで情報が得られる時代。ICT時代,地域という枠組みを乗り越え,支援のための新たなるネットワーク社会の構築・・・。旧来の地域にこだわる必要がない・・・ということか。
土曜教室からの学びについては,学習支援の先にあるもの。教室がめざしていた共同戦線とは?gifted臨床を通す中で見えてきた。
援助者の役割は,疑問や悩みに一緒に答えを考え,時には修正してあげ,次のステージを見つけること。子どもたちが,自分の力を発揮するためには,どんな配慮が必要なのか?援助者は,それを考えること。
だからこそ,学ばなければならない。
地域という狭いリソースに頼らず,フィットする人を探す時代,と言いながら適切な支援を地域でうけられるのに越したことはない。
2018年06月29日
WISC-Ⅳでのアンバランスと生き辛さの問題〜なぜを考えないと援助にはつながらない
今日は,「学習障害とワーキングメモリー」の講義資料を手直しして🚀。その後,ぷりずむの写真展へとお出かけ。夕陽やこの春で終止符が打たれた旭山動物園号が,なかなか秀逸ですね。今度は,自称ネイチャーフォトグラファーのおいらも参加したい。
今日は中途覚醒,あれこれと思考を巡らしているうちに「WISC-Ⅳでのアンバランスと生き辛さの問題」について頭が動き出した。
なぜ指標間のアンバランスガ,生き辛さが生じるのか?
どうしたら”生きやすくなるのか”・・・?
そこを語らんことにはね。検査した意味がないだろう。
この間の知的Gifted群の一般知的能力指標と認知熟達度指標の差。それが,生き辛さと結びついている。学力の問題だけではなく社会生活や日常生活の困難を抱える。それがアンダー・アチーブメント(低達成)につながる。
学力の面では隠れディスレクシアと隠れ計算障害。問題理解していても思うように動いてくれない。これは,運動面,社会面,感覚面にも生じる
そうそう,今やっている研究が,知的Giftedの困り感がどの知的機能を基盤にして生じている,生き辛さとの関連を,エビデンスに基づいて明らかにすること。
懐かしい風桶理論・・・非同期発達が知的機能のアンバランスと生き辛さを生じさせている。仮説というか妄究の部分が,少しずつエビデンスに彩られてきている。
前回の論文『認知機能にアンバランスを抱えるこどもの「生きづらさ」と教育 :WISC-Ⅳで高い一般知的能力指標を示す知的ギフティッド群』の続きが,今の研究。
ちょっこら北大学術コレクションに遊びに行ったら,おっとどっこい‼️
2017年度の北大学術コレクション高頻度利用アイテムでが年間ランキング42位,ダウンロード数4231に・・・。もう少しで,学食金券を得ることができたのに(笑)
4年前の論文が今年の6月にランクインしたり,2年前の論文が昨年の年間ランカーになったり・・・世の中わからんね。
必要としている方が多数いるということですね。
2018年06月28日
学習障害児の教育は,精神薄弱児教育の流れを汲む経験主義的な特別支援教育に対してのアンチテーゼ・・・Working Memory忘れららダメ
今日も昨日に引き続いて
Working Memory 忘れないでいて
情報が舞い降りてくるシステムを
というわけで文献と向き合いスライド作りを。
ワーキングメモリーの4つの側面,言語的短期記憶,視覚的短期記憶,言語性ワーキングメモリー,視覚性ワーキングメモリーをしっかりアセスメントするということが重要。
なるほどと思いながらも,どこでだれがアセスメントして,それを生かして誰が学習支援をするか・・・専門学校の学生が「学習障害は深いですね」とコメントをしてくるが,ほんと深いですね。
学習障害を考えると精神薄弱児教育の流れを汲む経験主義的な特別支援教育に対してのアンチテーゼだったのではと。
いかに一人一人の学習過程に向き合い,ていねいな学習支援を積み重ねていくか。カークさんではないが,通常学級から子どもを引き離し,エビデンスもなくひたすら作業や生活単元学習をさせる。忙しくさせても子どもの知的機能は育たない。
おそらく,学習障害のある子どもたちに対して,適切な学習支援を積み重ねることは特別支援教育におけるパラダイムシフトの転換を示唆するかもしれない。
カークさんが,学習障害と向き合った思いがね。密かにおいらが,知的Giftedの臨床研究を進めることで,人はどのように学ぶのか,どう凸凹に対処していくのか,その点が明らかにできると思う。そこで学んだノウハウを蓄積することで,凸凹を抱える学習障害の子どもたちだけではなく知的障害を持つ子どもたちにも,学習支援が可能になると思う。
きっとライバル🚀との違いがそこなのだろうな(笑)
ギフテッド応援隊の会員が100名になったと。北の異端研のfacebokkも85人,ブログももう少しで訪問者が15万人。
梅田の居酒屋でオフ会してから5年・・・しみじみ。
8月4日の勉強会も,申し込みが増えている。保護者だけではなく,青年たちの参加も・・・。
異端研だからできることをやっていくだけ・・・と言いながら残り時間は圧倒的に少なくなっている・・・。
7月14日の正式な案内ができたので掲載しますね。

2018年06月27日
Working Memory 忘れないでいて・・・学習障害とワーキングメモリーはむずかしいの
お掃除終了。仕事を辞めてから水曜日が好きになった。
雨の水曜日,テーマは学習障害とワーキングメモリー。
ついついキョンキョンの歌を口ずさんでいた。わからん。
Working Memory 忘れないでいて
星屑が舞い降りてくるこの夜を
Working Memory 忘れないでいて
雨が舞い降りてくる書斎の窓を
頭の中がワーキングメモリーで染まってしまった。
色々文献に当たっているのだが,今ひとつしっくりこない。
アロウェイさんの「“ワーキングメモリ”の問題は,運動上の問題を引き起こすことはありませんが,運動障害を有する子どもは,“ワーキングメモリ”に問題を抱えているため,学習上の問題を示します」・・・ふーん。
個人的にですが,ワーキングメモリーの脆弱性は,学習面と運動面での問題を引き起こすと。ワーキングメモリーを単に聴覚と視覚からの情報処理に限定していいのか・・・。自動化という視点で考えると,アロウェイさんの“ワーキングメモリ”では十分に説明しきれていないのでは・・・。
なんちゃってですがね。
自動化というキーワードを考えると,脳の黒板・・・実行機能といってもいいのかな・・・降り注ぐあらゆる情報をまな板に乗せて,処理し,意思決定し,目的に沿った行動をする。
広範囲なワーキングメモリー能力と限定された学習過程とをどのように解釈するか。
もやもや・・・。いまだ頂きはみえてこない。きっと,理解していないということだろうね。むずかしいね。明日,もう一度ていねいに文献に当たろう。
2018年06月26日
今日はgifted講義の感想が秀逸でしたね・・・ちょっと紹介
ここにきてマラソンの疲れが出てきた感が。
それを予想して,今日の講義のテーマはGifted。
giftedの定義,過度激動,認知的アンバランスと困り感,そしてケース。合間に
映画の「ギフテッド」,ラノベの「ギフテッド」さらには,世界ゆっくり紀行の「ギフテッドは,神に選ばれしもの」を駆使しながらの講義。
いつになく多くの方が感想を書いてくれました。関心が高いということですね。
感想には必ずsnoopyネタがありますが(笑)キャラ立ちすることで覚えてもらえますね。今日はジンギスカンネタもありました。伏線だったのかな。
感想を紹介・・・
・giftedもディスレクシアも周りの理解が大切。
・日本にもgiftedはたくさんいると思う。
・giftedがもっと日本でも理解され,みんながいきやすい世界になればいいなと思いました。
・秀でているこ所もあれば,そうでない所もあるというのは私たちにでもあるのではないかと感じました。
・映画「ギフテッド」をとても見たくなりました。(6)
・文庫本「ギフテッド」も読んで見たい。
・以前,サヴァン症候群の映画やドラマを見たことがあるのですが,似ている部分も多いと感じました。
・アメリカのように日本も(giftedのための)特別支援教育を推進していければいいなと思いました。
・授業でお話を聞くたびに「普通」という言葉がいかに色んな人を束縛しているかと感じた。今更ですが教育って深くて難しいですね。
・先生の体験談わかりやすいです。
・テストの考え方で,自分もなきまではしないが,何故○点落としてしまったのだろうって考えてしまうので,気持ちが少しわかるなと思いました。
・giftedに対する先生のご指導,とても納得できました。
・フィンランドの学力NO.1の理由が読書でたしか,ジョブスは読書をしなかったですよね?だとしたら
・ギフテッドとかサヴァンとか,いろいろ学びすぎてわからなくなって来ました。
感想を読む限り,学生さんには講義での思いは伝わっているかな。分からないから,理解も支援も進まない。理解することで支援の道筋が見えてくる。学生さんたちも臨床家として現場に立つ時に大事な視点だよね。理解するためのアイテムを得るために学んでいるし,研究もしている。
今回の講義は自分の中でも弾みがついた感が。体験(臨床)とエビデンス(研究)が結びつくことで次のステージへと。
講義を終えた後,女子学生が来てジンパのお誘いを受けた。おっと,逆ナンだ(笑)
院生の頃は学生と飲んでいましたが,今は非常勤パンダさん。学生にしたらおいらは爺ですよね。40も離れた子たちと何を話すんだ(笑)おぢさんとしては悩んでしまいますよね。








