2018年02月
2018年02月28日
知的Giftedの育ちを支えるには理解と援助が必要なのだ
寒い日が続く連日マイナス10℃。札幌ってこんなに寒い日が続いていいたのか?心も体も気温も底が続いている。その上,パワポが不調でスライドが数枚消えてしまった。こまめな上書きは大事なのだ。
大阪の話は着々と・・・ひとまずこの間の集大成・・・なんちゃって(笑)常に進化します・・・あと5年は。
高い認知と生持つ子どもの困り感(実態調査),困り感を生み出す知的Giftedの凸凹な知的機能,凸凹の要因となる非同期発達とシナプスの育ち・・・そしてフィルタリング仮説で前段は終わる感じ。
Giftedをどのように定義するかは難しい。マーカーとしてWISC-Ⅳを使っているから,「知的Gifted」と。
困り感と,高い知的能力そして非同期発達は結びつく。
では,そこから生じる凸凹,アンバランス,感覚過敏,Overexcitabilities,完璧主義・・・それをどのように対処していくのか?
上野先生が学習障害に対して「理解と支援」が必要と言っていた。「理解」は子どもを知る上で大切ではある。でも,しっかりと凸凹に応じた援助・・・凸は伸ばし,凹のところは手当てする。この点が大事。
大阪での後半の話は,Giftedくんたちのインタビューを交えながら支援について話を進めるのだ。育血を支えるためには何が必要か。自分の臨床の振り返りでもあるわけ。
Giftedは高い知的能力とフィルタリングの弱さを神から贈られた。素敵な贈り物にするには,良き理解者だけではなく適切に援助してくれる人が必要なのだ。
社会適応を求めているわけでもないし,ただ才能を伸ばせばいいというわけでもない。楽しく生きる手伝いをしたいということだよ。
相談の方は,春までお待ちくださいね。どんな形が良いのか悩んでおります。やはり,face-to-faceでやりたいと。でも,その前に子どもがおいらと遊んで選んでくれてからですね。そう簡単に答えは見つからないですよ。
それでも良いという方は,津軽海峡を渡ってきてくださいね。
2018年02月24日
五感のフィルタリングの弱さと感覚過敏そして体性感覚と運動
プレミアムフライデーは😇さんからの贈り物🎁ギフテッド。純米大吟醸5年熟成酒
の封を開けることに。流石5年熟成の芳醇な香りがお酒の力強さを・・・至福の時間が。
そんなわけで,金曜日の朝,ふと頭を過ぎったのが以下のつぶやき。
「五感のフィルタリングの弱さ。それが、運動機能の脆弱性に繋がる。フィルタリングの脆弱性。それはなぜ?」
「五感(ごかん)とは、動物やヒトが外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、古来の分類による5種類、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をさす。この伝統的な分類を前提として、人間の感覚全体を指すために「五感」という表現が用いられる場合もある(「五感を鋭くする」など)」ウィキィペディアより。
感覚過敏は何気なく使われる言葉。敏感という言葉も使われるね。
「◯◯過敏」という人周りにたくさんいるわけだ。
この過敏さは,刺激を人より何倍も受けるということ。
視覚、聴覚、触覚での過敏はよく見られる。味覚、嗅覚については「好き嫌い」で考えると分かりやすい。
以前カレーしか食べない子がいたが,カレーの香りが他の食材の刺激を緩和していると考えると・・・今なら自分なりの説明がつくわけだ。
行動障害を持つ自閉症(20世紀の話なので)のお子さんたちが,自傷をするのもコントロールできない刺激抑制するために行っていた。今は,イヤーマフもあり感覚過敏についての理解も進んできた。
そして運動機能
五感とともに気になるのが体性感覚。共同研究でも高知能群が協調運動機能に困難を抱えている割合が高いことが示された。
体性感覚とは、「生理学や医学の用語で、皮膚感覚、深部感覚、内臓感覚を指す(内臓感覚を除外する立場もある)。視覚や聴覚といった特殊感覚と異なり、感覚器が外からははっきり見えず、皮膚・筋肉・腱・関節・内臓の壁そのものに含まれる。体性感覚は視床で処理され、対側の大脳半球に送られる他、自律神経系や賦活系にも影響を及ぼす。また、深部感覚は小脳でも処理される。」ウィキィペディアより。
きちんと大学院の時に生理心理系をきちんと勉強しておくべきだった・・・反省。
フィルタリングの問題なのかフィードバックなのか・・・。
そうか,フィルタリングで説明できそうな気が。
密かに起立性障害とも関連してくかなと・・・妄究しておりやす。
「なぜ」について自分の中でストーリーができつつあるので,大阪でお話をしますね。
Giftedとは・・・。
2018年02月21日
知的Giftedの知的機能に心を寄せながら寿司をあてに久保田を飲む至福の一時
今日はめずらしく外のお仕事。その後,お休みをとり遅いランチ。今日のコンセプトは,のんびり寿司をつまみながら日本酒をという趣向(笑)某店の17時までワンコインランチタイムに惹かれてしまった。本当は,ひかりもので酒を楽しむはずだったのが。それでも久保田があったので,冷や酒1合を頼むことに。酒の方が,なんとランチよりも高かった(笑)
ボスのところには来月顔を出すので,少しでも研究を進めることに。
気がつけば💤昼酒は酔いが回りますね。ウトウト。
CHC理論から知的Giftedのクラスター分析を試みたら,短期記憶と処理速度以外のクラスターは125以上を示した。GAIが高いのだから当たり前の結果。
ただ,CHC理論では数唱と語音整列を短期記憶と扱い,WISCではワーキングメモリーとして扱っている。この点は,解釈する人間は心に留め置かないとね。
共同研究の方でも子どもの強さと困難さアンケートで向社会性のみTD群との間に有意差は見られなかった。非常に興味深い結果ですね。クラスターから考えると言語性流動性推理との関連も考えられますね。
知的GiftedがWISCの4指標で,際立って高いのが言語理解力とするとうなずけることですね。
研究データとWISCの振る舞いから,知的Gifted配線はどのようになっているか?その作業に入るわけだ。
非同期,実行機能,ワーキングメモリー,認知的脱抑制,フィルタリングと・・・どれもが知的Giftedの凸凹を説明可能なのでは・・・。凸凹をどの視点に立つか。
この話は大阪の前段のまとめになる予定。
コメの方に書き込みがあったのですが,相談や講演ですね。この春から自由の民・・・聞こえはいいですがニート。何とかせねば・・・(笑)
3月の大阪講演は誰でも参加できますね。
3月24日(土)13:30〜16:30 大阪のドーンセンターであります。
テーマは「高い知能をもつ子どもの認知特性と困り感〜知的Giftedの理解と援助〜」
問い合わせは 20180324@lofkyoiku-center@comになります。まだ大丈夫かな。
春から相談を受けようと思っているのですが・・・。どんな風にしましょうね。月1で平日開催は可能ですが・・・なかなかまとまらず。逆に聞いて見たいのですがね。
どんな相談を受けたいのか・・・。どれくらいなら払ってくれるのか?
まあ,臨床研究の場を含めてもう少し考えないとね。
2018年02月18日
Giftedの困り感と高い知的機能,それを支える神経心理学的基盤そして事例から紐解く援助のあり方・・・大阪講演
昨日からやる気の神が降臨し,大阪講演のスライド作りがサクサクと進んでいる。共同研究でデータを整理してもらったおかげだね。
今回の研究では,今まで相談から考えていた仮説が立証できたと思うのね。ありがたいことですね。
次に進むのが困り感(凸凹)を生み出す特異的な知能とは?そして中間表現型。エビデンスに基づいた支援。ここが大事。
ということで,高い知能についてフォーカスを与え、その基盤となる中間表現型に心を寄せることに。
今日は,特異的知能の姿を明らかにするべく,黙々とWISC—Ⅳのデータ分析に着手していた。
指標だけではなく下位検査のばらつき,さらにはCHC理論から見える知的Gifted群のふるまい。
そして,それが生じるメカニズム・・・神経心理学的基盤から考える。
実行機能,ワーキングメモリー,認知的脱抑制・・・ふむふむ。どこの登山口からGifted山を攻略するか・・・ちと違うな。子どもたちの抱える困難を生み出すメカニズムについて熟考くらいで。
WISC—Ⅳのデータ分析も整理ができ,あとは考察。今までのピースと繋ぎ合わせれば見えてくるはず。
そして,どんな援助が必要か?教育委員会みたいに研修会をやれば専門が育つなんてばかじゃない・・・。やはり,子どもたちと関わる中で知見を深めていかないと。援助者を育成するためには,土曜教室みたいな場でスーパーバイズを受けながら体験を積み重ねないと。
Giftedの困り感と高い知的機能,それを支える神経心理学的基盤そして事例から紐解く援助のあり方。
2018年02月17日
認知的アンバランスが高い想像力と過度激動をもららす・・・障害ではなく脳の配線の特異性
札幌も大雪かと覚悟していたのだが,いつの間にか青空が広がってきた。
気になっていたFacebookの最初のコメ。
「LDが先鋭化したものがGiftedなら、ADHDやASDが先鋭化したものも、Giftedの一種として考えられるのでしょうか?🤔」というコメがのっていた。
発達障害があるからGiftedなのか?Giftedがあるから発達障害なのか。しばしば,議論される内容ですね。
診断名よりも一人一人の持つ強さと弱さに着目することが大事だとわかっているのですがね。Giftedとラベリングしてもなんの解決にもならない。
なぜ,「LDが先鋭化」と書いたか?LDは認知的なアンバランスがより顕著に現れる。知的機能のアンバランスといった方がわかりやすいか。そういう視点から捉える意味で。ツールとして使っている,WISC-Ⅳの指標間のアンバランスと学校での困り感。得手と増えての著しい差。今回の研究では,さらに困り感を紐解くことにしたのだが。
では,ADHDやASDも同様に言えるのか。視点を知的機能のアンバランスと考えると,当然存在しうるわけだ。現実に出会った人も多数いる。
それが,ADHDやASDが先鋭化したらとなると・・・どうだろう。例えば,ASDが先鋭化していくとサバン症候群との関連も視野に入れんと。ADHDが先鋭するとどうなるのか?そこは慎重に考えないと。
誰もがエジソンやアイシュタインになれるわけではない。
ただ,ゲイル・サルツさんは「弱点がなければ,強みは存在しないのだ」と述べている。アンバランスがあるからこそ,創造的な思考が生み出される。
ただし,Overexcitabilitiesももれなくついてくる。
だからGiftedなのね。
その理由が,フィルタリングの脆弱性(求償力の強さ),抑制と脱抑制のスイッチング,とかいろいろ妄究できるわけだ。
きちんと,子どもと向き合いながら事例を積み上げる時期なのだ。大人の物語も一緒にね。








