2013年08月
2013年08月30日
特別支援教育の専門性...養護学校の専門性?本来は一元論ですかね?
カタギーからのコメント
「ブログ読ませていただきました。そういえば特別支援教育士の養成カリキュラムには,特別支援学校の対象である知的障害,肢体不自由,聴覚障害,視覚障害,病弱の5領域の講習がありません。明らかに知的に軽度の発達障害のみを対象としている。それくらいこの領域は専門性が重要視されると解釈ができるかと思います。もちろんこれまでの5領域は専門性が不要かと言えば,そうではないですが,昔養護学校に実習に行ったとき,本当に専門的に指導がされているのかと,疑問に思ったこともあります。専門性を持った先生とそうではない先生の落差が大きすぎて。。。」
読みながら地と考えたw。
きっと、基本的に共通認識としてあるのが、通常学級にいる特別なニーズを持っている子どもたちの支援をする時には、特別支援学校の免許では役にたたないということ。ということは、文部科学省が養護学校にセンター的役割を与えたのはかなり問題があるということ。
20年以上も前、通常学級でも特殊学級でも対応の難しい学習障害の子どもたちを、どのように対応して行くか様々な議論がなされた。その中で出てきたのがリソースルーム。いくつかの先進的取り組みがなされたが、広がりをみせることはなかった。それにかわり、大きな役割を果たしつつあるのが発達障害の子どもたちのための通級指導教室ということだろう。
今、通級指導の担当者は特別支援学校教員免許では習得できない高度な専門性が必要である。質が問われるのだ。教育行政が、しっかりそのような人材をあてているのか…。新卒を当ててる怪しい地域が多々ある。もちろんS市も。そもそも、専門性を持った人材を育てるためのやシステムやリソースが地方にあるのか。専門性を獲得するには、特別支援教育士の養成に行くしかないよね。下手したら発達障害を満足に知らない、知的障害養護学校あがりの指導主事が分かりもしないで講義をする現実。
つまらん講座にはいかずに、学会の特別支援教育士の資格を取りましょう。
さて、養護学校の専門性。教師の質の違い。
私が実習に行った頃の養護学校は、「社会自立」が金科玉条のごとくかかげられ、トップダウンの教育が展開されていました。某所でも「○○に学べ、働けるものが一番」と・・・。文部科学省のHPには「知的障害の子どもたちのための教科の内容を中心にした教育課程を編成し、一人一人の言語面、運動面、知識面などの発達の状態や社会性などを十分把握した上で、生活に役立つ内容を実際の体験を重視しながら、個に応じた指導や少人数の集団で指導を進めています。」と書かれていた。
以前に比べてアセスメントに基づいた教育が行われているのだろう。きっと。
専門性の格差については、この段階にきても教員の免許保有率は70%。この数字は問題がないのだろうか?無免許運転している人間が、10人の中に3人いる。言葉を変えると、免許もなくても(専門の研修をしていなくても)教えられるとはどういうことだ。文部科学省が素敵なお題目を唱えても、地方の教育行政は人事を恣意的に使っているとしかえいないのだが。時として、問題とされる教師が配置されたり、特別支援学級には部活動を指導できるが、発達障害には無知な人間が配置されるのが現実。
実は、専修免許を持っていることを思い出しつつ、知的障害の特別支援学校における専門性とは何ぞや?という命題にはまるのだ。
自分が免許を習得過程で身に付けた専門性は、子ども一人一人の認知特性や発達段階を見極める能力とそれに即した支援内容を考える能力だろうと思う。
そう考えると二元論として話したことが、一元論とし収束して行く方向になるのかな。知的障害や自閉症だからエビデンスに基づいた学習支援は不要ということにはならない。自立活動は、基本的には一人一人の子どもの認知特性…なぜそのような見方や行動をとるかそのメカニズムを理解できないことには、次に進まないのだが。
一人一人違う様相を示すことを理解し、個々に応じたプログラムを組めて指導できることが専門性。もう一つ付け加えるなら、悪しき体制に流されない。
おいらの臨床の師匠は、重い子どもたちと関わりながら、彼らの心のメカニズムにせまっていった。そう考えると、専門家の最初のステージは、子どもの行動の機序を考えること。そこから支援が始まるよ。子どもの行動とその子心(頭)で何が起きていることを考えること。
今日もまとまらず。次回に続く。
2013年08月29日
特別支援教育って何なのさ…結局は看板の掛け替えなの?…
特別支援教育に関してのツイートやブログに関して書きこみやら諸々とということで。
少し整理しようと思う。
現在、日本LD学会の特別支援教育士の有資格者は昨年の春で4000名を超えている。
おそらく5000名を超えるのも時間の問題だろう。
このことは何を意味しているのだろう。従来の教員免許では、発達障害をメインにした通常学級に在籍する子どもたちの支援は難しいということを意味しているのではないだろうか?
特別支援学校を目指している学生から、『現状として「その子たち」をターゲットに免許を取得したいという人がいません。特別支援学校へ行きたいから免許を取得する。地域の学校で支援学級や通級支援、普通級のその子たちのために取得する人は学生ではいません。』というツイートがきていた。養護学校を目指す人たちがいるのは否定しない、ただ教員養成の段階で通常学級で特別な支援を必要としている子どもたちに適切なカリキュラムが用意されていないということが問題と言っているだ。
言わば、特殊教育(障害児教育)から特別支援教育に移行しても、専門性をきちんと議論せずに従来の免許システムや実習を残したままにした行政が最大の問題なんですね。そのため、末端にいけばいくほど旧態依然。
この子たちの支援を誰が行うの?養護学校免許(特別支援とはなっているが)を持っている先生は難しいとなるわけだ。特化した専門性がない訳だから。だからこそ、それに気づいた熱心な先生たちが、高いお金をかけて特別支援教育士の資格をとりに行くのだ。北海度は田舎だから100万以上かかる。専門家の養成に手間ひまをかけないと。
特別支援教育を二元論をつぶやいたのだが。通常学級での特別な支援と特別支援学級や学校での特別な支援は別物なのか?特別支援教育の目的は「児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、適切な対応を図る」。この点については、多くの人が賛同できていると思う。
教育の目的は同じプラットフォームなのだが、そこに積み上げて行く物が違うのか?特別な教育的ニーズに応じた支援をして行く過程で、インクルージョンとエクスクルージョンという二つの方向性が生じるのか。いや、そもそもインクルージョンが存在しないのか。
「特別な教育的ニーズ」とはなんなのでしょうね。多様性社会という中で個々の多様な「学び」をどのように支えるのか。入り口が多様であっても、出口が一つであれば、必然的に教育内容が規定される。S市の特別支援教育の現状ですね。
続きは、また週末にも。今日は、ここまで。
2013年08月28日
特別支援教育がよくわかりません
特別支援学校や特別支援学級の児童生徒数が激増していることに、特別支援教育の問題があると思うのだが。通常学級で支援を必要としている子どもたちの支援するのが目的だったのにね。とつぶやいた。
ある学びの教室が整備されている地域では、知的障害学級の児童数が増えてきた。
その背景には、何があるのだろう。
行政的には、校内委員会が定着し、特別支援教育の理解も進み、より配慮された特別支援学級や学校へいく児童生徒が増えてきている。ニーズに合わせて、地域で学級を開設してきている。
なるほど、特別支援教育は広がりを見せているんだ。本当にそうなのか?
上野(2012)は、2006年以降発達障害系の児童生徒の「通級による指導」の利用は約3万人と急増している。一方、2012年の調査では、困難を抱えている6.5%に対して、校内委員会で特別な教育的必要と判断されているのが18.4%であり、79%が必要と判断されていない。にもかかわらず55%が現在いずれかの支援はしていると。(詳しくはld研究22-1を見てね)
どう解釈すればいいのか。おそらく担任レベルで配慮された指導が展開されているということか。細々(4%)と通級での支援は行なわれている。でも、他の子どもたちは?
今や特別支援教育は、通常学級に在籍する子どもの支援と特別支援学級や養護学校での支援の二元化が進んでいるのではないか。
「インクルーシヴな方向性を持つ普通の学校」という思想のサラマンカ宣言はどんどこ遠のいて行くのだ。やっぱり、この業界の既得権益ですね。
通常学級での特別支援教育と特別支援学級や養護学校での特別支援教育は、別物と考えた方がすっきりするかもしれないな。
結局は、インクルージョンではなくエクスクルージョンなのかな…。
S市の中学校の特別支援学級では、高等養護学校に入るためのプログラムが用意されている。選択肢はないのかな。
2013年08月26日
北海道マラソンかく走り記
春から走り始めてほぼ1100キロ
途中、膝を痛めたり雨に降られ続け思うように走れない日々が続いた。
なかなかスピードが上がらず、キロ6分前後での練習が続いた。
6月末の30キロレースは、3時間3分。練習がそのまま数字に。
スピードが足りないと思いながら、アップできずに8月を迎えた。
最終的に今年の目標を4時間10分。
ファクトリーから会場まで軽くジョギング。体操をして。スタートラインへ。
レインレースを予定していたのだが、思った以上に日差しが強い。
日焼け止めをおいてきたのを後悔。
号砲がなってから4分を過ぎ、スタートラインへ。
最初の5キロは、暑かった。それでも安定したペースでキロ5分50秒位で刻んで行った。
25キロ位まではキロ6分を切るペースで進んだのだが、古傷の左膝に違和感が。
その後ペースダウン、雷に追われ、スコールに背中を押されながら新川通を駆け抜けた。
新川通は、傾斜になっているので雨が降ると最悪。
新川通を終えると気分も楽に、ごぶさた応援団の待つ北大教育学部が見えてくる。
今回の約束は、13時。計算ではギリギリの時間。ちょっと気合いをいれて北大をめざす。
北大構内に入ると、一安心。ひたすら教育学部をめざした。
途中医学部手前で走路制限をしている場があった。
ふと見ると、心臓マッサージが行われていた。救急車も近づいてきていた。
大丈夫だったのだろうか、ふと佐藤剛さんのことが思い出された。
不幸中の幸い、医学部のすぐ側、きっと助かったと信じたい。新聞にも出ていなかったし。
そこから二百メートル行った所に教育学部が。なんとボスを始めプリズムや赤塚さんやごぶサタメンバーが待っていてくれた。
予想より遅れること1分。1時1分通過。皆さんと記念写真を撮りゴールへと。
みんな応援ありがとう。自分の育った大学の研究室の前を走り、応援してくれる仲間がいるのはランナーとして至福の一時。
ここを通り過ぎれば、マラソンの大きなイベントも終わり。一気に加速しゴールへと。
ほぼ予定通りのタイムでゴール。ペース配分を考えながら無理のない走り。
それだけにゴール時の達成感が今一つ。
その後、哲ちゃんと温泉にのんびり浸かりながらいろいろと(笑)
ひょんなことから本を出したから送るよと。首を長くして待っているからね。きりんになる前に送ってね。
『発達障害とその子「らしさ」~児童精神科医が出会った子どもたち~』
いのちのことば社フォレストブック 1260円で
そして宴会へ突入。用意してくれたH高君ありがとう。
懐かしい人たちと飲むことができ、マラソン以上に有意義な時間だった。
10月9日には、勉強会で哲ちゃんの講演会をすることに。テーマは本の題名で(笑)10日はちなみに親の会で。
疲れた体にたっぷり酒を入れ、帰りはよっちゃんに送ってもらった。
夏休みの最後に相応しい充実した一日を過ごすことができたw。
ぎりぎり5分台で42.195キロを走る。
昨年より10分ほど遅いタイム。分相応かな。。
5キロのラップタイムは以下の通り
5キロ 29分10秒 (ネットタイム)
10キロ 28分27秒
15キロ 28分28秒
20キロ 29分22秒
中間点 2時間1分3秒(ネットタイム)
25キロ 30分58秒 (トイレまち60秒ちかく)
30キロ 30分53秒
35キロ 30分43秒
40キロ 30分39秒
2.195キロ 12分44秒
30キロまでしか走っていないのが数字にでてしまったな。
目標設定を高くしないと目標に応じた練習や走りになり、達成感も落ちてしまうね。
来年は千歳、北広島と走って再度サブフォーをめざして北海道マラソンにつなげるかな。
今年の残すレースは、9月8日のニセコのトレイルラン。靴を探しに行くか。
2013年08月23日
9月の勉強会、自閉症やワーキングメモリーや知能について深く考えてみませんか
夏も終わろうとしていますね。
■日 時■ 9月23日(月・祝)10-16時
■場 所■ 旭川市活動交流センターCoCode(合同庁舎となり、赤れんがの建物旭川市宮前通東)
個々数年、残暑が厳しく、秋がくるのかなと思っているうちに冬が来た印象なのですが。
北海道マラソンを終えたら夏も終わり、学問の秋です。まあ、登山もしますが(笑)
北海道マラソンを終えたら夏も終わり、学問の秋です。まあ、登山もしますが(笑)
さて、学問の秋に相応しいお知らせ。
日本特殊教育臨床心理学会の9月の研究会の案内。
今回は富山大学の片桐先生の話。ブログでは、カタギーとしてしばしば登場してきておりやす。悩めるトレランナーJ氏のためにも自閉症の抱える問題を整理し、支援方法の在り方考える一助としたいと御願いした訳で。
日本特殊教育臨床心理学会の9月の研究会の案内。
今回は富山大学の片桐先生の話。ブログでは、カタギーとしてしばしば登場してきておりやす。悩めるトレランナーJ氏のためにも自閉症の抱える問題を整理し、支援方法の在り方考える一助としたいと御願いした訳で。
テーマは、「自閉症の最新研究とこれから」:内容は、DSM-5の話題から脳研究、ミラーニューロン仮説、注意障害、そして自閉症と心理検査と盛りだくさんになっています。
今回はフルオープンの会ですので、500円玉を握りしめてきたら誰でも入れます。
こんなラフな会に京都大学霊長類研究所の正高信男先生も研究会もメインスピーカーで参加。
おっと500円でなんとお得なこと。すぐにメールを。
「自閉症の最新研究とこれから」
演者:片桐正敏先生(富山大学 医学薬学研究部)
■日 時■ 9月19日(木曜日) 19時―21時
■場 所■ 北海道大学 人文総合科学研究棟W410(いつもの部屋と違います!)
■資料代■ 会員無料 非会員500円 学部生無料
■懇親会■ 札幌市内で開催予定
■申 込■ ㈰氏名、㈪ご所属、㈫懇親会の出欠を添えて
担当:日高(m-hidaka@edu.hokudai.ac.jp)まで
さて第2弾、旭川ぷりずむとのコラボレーション。働く学会だw。22日は、ぷりずむの子どもたちとの黒岳登山。
演者:片桐正敏先生(富山大学 医学薬学研究部)
■日 時■ 9月19日(木曜日) 19時―21時
■場 所■ 北海道大学 人文総合科学研究棟W410(いつもの部屋と違います!)
■資料代■ 会員無料 非会員500円 学部生無料
■懇親会■ 札幌市内で開催予定
■申 込■ ㈰氏名、㈪ご所属、㈫懇親会の出欠を添えて
担当:日高(m-hidaka@edu.hokudai.ac.jp)まで
さて第2弾、旭川ぷりずむとのコラボレーション。働く学会だw。22日は、ぷりずむの子どもたちとの黒岳登山。
旭川での学習会も数えること12回くらい? 以前の旭川での事例研修でも、ワーキングメモリの小さな子どもにたいしてどのような支援をしたら良いか話題になりました。ワーキングメモリは学習障害、ADHD、自閉症のいずれにも関与することが認められています。そこで今回、ボスこと室橋先生に登場してもらい、ワーキングメモリについて整理してもらうとともにメモリの小さい子たちどのように学習支援をして行ったらよいか話をしていただくことに。
午後の事例研修では、以前お話ししたCHC理論に基づいてWISC-IVの下位検査をいくつかの臨床クラスター(理論的に類似する能力)に分類し、そのクラスター間のディスクレパンシー比較によって子どもの認知特性を解釈する試みをと。登山に参加したメンバーと解釈を進めていきます。
■場 所■ 旭川市活動交流センターCoCode(合同庁舎となり、赤れんがの建物旭川市宮前通東)
■内 容■ 午前:子どものワーキングメモリを理解して活かすために(室橋春光先生)
午後:CHC理論の臨床クラスターを活用したWISC-㈿の解釈(小泉雅彦さんとその仲間たち)
■参加料■ 500円
■懇親会■ 22日にきわき屋で飲む予定
■申 込■ ℡/fax0166-33-1683(児島)
午後:CHC理論の臨床クラスターを活用したWISC-㈿の解釈(小泉雅彦さんとその仲間たち)
■参加料■ 500円
■懇親会■ 22日にきわき屋で飲む予定
■申 込■ ℡/fax0166-33-1683(児島)
この日の帰りは、旭岳の解きに食べ損なったまつじんだな。








