2012年03月
2012年03月31日
なかなか答えが見つからない・・・ケース会議
金曜日の夜は,ボスを交えてごぶサタメンバーのケース会議を行った。
最近,まとまって議論できなかったので良い機会だった。
三層構造のメンバーさんたち。
・一層目は,自分の道を見つけて進んでいるメンバー。
・二層目は,ごぶサタ倶楽部を居場所にしながら,活動しているメンバー。この人たちは,少しずつ巣立ちの準備を進めている。社会との折り合いをつけながら,飛び立つ力を蓄えている。メンバーさんは,ごぶサタを上手に使っている。
・三層目が,最後が昨日も議論の中心になっていた会にほとんど顔を出さないけれど,しんどさだけは増幅しているメンバー。議論の過程で,あるDRが,定期的にきちんと来ないと治療ができないよと言っていた話があった。頭の中で同じようなことを考えていた自分がいた。
「来なければ支援ができないのか」…これって不登校児にもつながる。
本当にそうか?
「うまくいかないのは,本人の努力が足りないからだ」
教育現場で当たり前に言われる言葉。
さて,自分たちにできることは何だろう。
子どもにしんどさが増せば増すほど家族関係に亀裂が生じる。本来,一番受け入れられるべき家族からの疎外感。家族は,子どもにとって受け入れられているという安心感を持てる場であり,外で傷ついても癒してくれ場だろう。その場が崩れることは・・・。
支えてくれる場があって,はじめて自己認知や自己理解が促進される。その前提が崩れるとしたら。
環境調整からスタートかな。なかなか答えが見つからない。
終わってから飲みにと出かけた。
なかなか日本酒と肴のうまい店に出会った。
ボスは7月14日~16日に利尻岳と書いていた,9月のS.E.N.S研修会の次の日のプリズムとの登山もチェックしていたが・・・どうなるかな。
2012年03月27日
ごぶサタ例会と4月からの予定+登山部予定
25日にごぶサタ例会がありました。茶話会の後に遅れて参加してきたメンバーさんが,皆に声をかけてカラオケに出かけました。昨年から,取り組んできたハブスタッフの取り組みが定着してきたようです。メンバー間が強く繋がることで,強い絆へと育っていくと思います。
参加しているメンバーさんは,ごぶサタを心地よい居場所・・・“素”自分をさらけ出せる場所として楽しめています。でも,参加できていないメンバーさんが,やはり深刻さを増しています。今のところ,有効な介入方法が見当たらないケースもあります。近いうちに,自分たちに何ができるのか考えなければなりません。
さて,ちょっと元気なメンバーたちと,皆わいわい言いながら,新年度活動計画を決めました。きっとごぶサタのことだから変更はあるかな。それと午前に弱い人(スタッフ)が多すぎるので,基本的には午後からの活動になりました。ちなみに,学会の方は,仙台である日本LD学会と沖縄である日本教育心理学会で自主シンポをする予定です。
例会予定
4月28日(土)茶話会
5月19日(土)ジンパ
6月16日(土)藻岩山登山
7月 カラオケ(調整中)
8月26日(日)茶話会&北海道マラソン応援(今年も走ります)
9月29日(土)果物狩り
10月20日(土)円山動物園&円山登山
11月17日(土)ボーリング
12月22日(土)GEME大会
1月26日(土)温泉バイキング
3月23日(土)茶話会
ごぶサタ登山部の予定も掲載しておきます
5月26日(土)アポイor樽前・不風至岳
6月16日(土)藻岩山登山・・・ファミリー登山
7月21日(土)~7月23日(月)利尻岳・・・本当に行けるのでしょうか?
7月27日(金)十勝岳か北鎮岳かな・・・8月かな
9月16日(日)旭岳紅葉を見よう・・・プリズムとのコラボを考えています。
10月20日(土)円山動物園&円山登山・・・ファミリー登山
さて,利尻岳は行けるのでしょうか?夕張岳,芦別岳も魅力なのですが。
2012年03月23日
軽度発達障害という言葉にこだわる理由
介護休暇をとって見守る傍らで,ホームページの作成をしていたい。
ホームページビルダーに罵声を浴びせつつ,ホーム,活動方針,活動内容,研究のサイトができあがりつつある。
今日,手間取っていたのが活動方針の中に「軽度発達障害」という言葉を載せることだった。この言葉を広く世間に知らしめたのは杉山登志朗さん。「健常」と「障害」の二つの世界のどちらにも居場所(支援が受けられない)がない子どもたち。当時は,エアポケットに落ちた子どもたちと言われていた。杉山さんが,言うように連続的であり,視点を変えれば「健常」にも「障害」にも見えてしまう子どもたちの存在。そのような子どもたちにしっかりとフォーカスを当てた言葉だった。
しかし,2007年文部科学省は,「軽度」という意味の曖昧さからこの言葉は使わないようにとのお達し。昨年,日本LD学会でも同様の動きが見られた。
確かに「軽度」と言う言葉は,障害が軽いと誤解されるかもしれない。だからと言って,エアポケットに落ちた子どもたちを発達障害という枠組みに組み込むことが妥当なのだろうか。行政的には白黒を明確にして,施策に反映しようというのだろうが。けっきょくどこかで線引きすることで,通常学級にいても特別なサービスが受けられるという鳴り物入りで始まった特別支援教育だが,「通常教育」と「特別支援教育」の二つの枠組みから脱却できていないのではないだろうか。
私たちが,関わっている子どもや青年の大半は「健常者」の社会で生きている。その認知特性ゆえに様々な生きづらさを抱えている。彼らと付き合って思うのは,「発達障害」という枠組みが欲しいのではなく。「健常」と「障害」で揺れ動く彼らのこころを受け止めて支えてくれる「場所」や「人」が必要なのだろうな。
日曜日は,ごぶサタ倶楽部の年次総会...新年度の活動計画の相談だ。
2012年03月15日
新たな勉強会~新しい心理検査~
春から研究会or勉強会を始めることにした。
研究会でもいいのですが,方向性が決まらない。
ひとまず, 正式名称は未定なので仮称「ごぶサタ勉強会」でいいかな。
基本的に毎月第2金曜日の7時~9時まで。そのあと飲んでディスカッション。
第1回目は,LD研究第21巻第1号の学会企画シンポ「新しい心理検査」の読み合わせをと考えています。
なかなか面白そうです。
場所は北大で5月11日(金)かな。
個人的には,ジョン・j・レイティの「脳を鍛えるには運動しかない」がお気に入りなのですが(笑)
読書会に参加してくれる人がいたら,個人的にメールをください。
勉強会に興味ある方はごぶサタ倶楽部まで連絡をください。
2012年03月10日
インクルーシブ教育の可能なのか~ピアソンさんの講演から~
ピアソンさんの講演はなかなか刺激的だった。
内容の割には,人が少ないのが北大主催の講演らしい。
講演の中でいくつか印象に残ったことがある。果たして日本の特別支援教育で可能となりうるのか?
一つ目は,介入段階のモデル:インクルーシブで質の高い教育を行う段階,年齢相応もしくはそれ以上の学びを可能にするための付加的な介入の段階,個別介入の段階の三段階に分かれている。このモデルを眺めているとRTIモデルに類似していることを。当たり前の話だよな。質の高い教育をすべての子どもにというのが前提になるか。
二つ目は,学力の向上させる取り組みに対する効果とコストと明確にしながら取り組んでいる点。TAについては,「効果は非常に低い,コストは高い」と評価されていた。さすがイギリス。曖昧文化の日本で可能なのか。視点を変えれば,いかに質の高い支援を行っていくかというだけなのだが。合理的配慮にもつながる。
最後に全体論的アプローチの必要性として,アセスメント,保護者との構造化された面談,より幅広い成果のための方針…とりわけ構造化された面談に注目。特別支援教育でも保護者との連携は訴え続けられてきた。しかし,現実には保護者に対するしっかりとしたアプローチは形成されていない。この全体論的アプローチを可能にするには,確かな専門性が必要になってくると思う。
このモデルで特別支援教育を再構築するような取り組みができれば面白いかも。それには専門性が問われるよな。








